富士フイルムは、10月22日に『X10』を発売する。
『X10』
●予想実売価格 7万円前後
●10月22日発売予定
3月に発売となった実売価格12万8000円前後の高級機『X100』とおなじ、Xシリーズの最新作。『X100』は個人的な予想だが、「古き良きカメラ的な存在で、カメラ好きのベテランが購入するモノ」と思っていたが、実はメインとなるユーザー層は20~30代の女性で、約40パーセントを占めるとのこと。
『X10』は、単焦点だった『X100』とは違い、光学4倍のズームレンズを採用し、35ミリ換算で28~112ミリで撮影が可能。レンズはF2~F2.8と明るく、背面にはズームと連動する光学ファインダーを備える。『X100』の高級な外観を受け継ぎ、モードダイヤルとレンズリングはアルミの削り出し。さらに天面と底面パーツに、強度の高いマグネシウムダイキャストを採用している。
↑広角28ミリ時。 |
↑望遠112ミリ時。 |
違いは撮像素子にもあった。『X100』は、エントリー~ミドルクラスのデジタル一眼レフに使われるAPS-Cサイズ(23.6×15.8ミリ)のCMOSだったが、『X10』は、2/3型 (約8.8×6.6ミリ)と小さめのEXR CMOSを採用。『X10』用につくられた新開発の撮像素子で、富士フイルムの春モデル『FinePix F550EXR』(1/2型 EXR CMOS、約6.4×4.8ミリ)と比べると、センサー面積は約2倍となり、コンパクト機としては、かなり大きめ。フル画素で秒7コマの連写が可能となったほか、明るくシャープな撮影が楽しめそうだ。
↑レンズの焦点距離表示のところに“OFF”の文字。電源はレンズ部をグルるとまわすことで“ON”になる。 |
職人技と最新技術がギュッと詰められた、まさにいぶし銀の逸品『X10』。この『X10』は“Made in Japan”ににもこだわった商品。『X100』に続き、『X10』も広い世代に人気が出ること間違いなし。ちなみに宮城県でつくられているそうです。
撮像素子 | 2/3型1200万画素EXR CMOS |
レンズ | 光学4倍ズーム、F2-2.8、35ミリ換算28~112mm |
動画 | 1920×1080ドット(30fps)、MOV/H.264 |
連写 | 7コマ/秒 |
液晶 | 2.8インチTFT(約46万ドット) |
記録メディア | SDXC/SDHCカード |
サイズ/重量 | 117(W)×56.8(D)×69.6(H)mm/約350g(撮影時) |
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