東京ゲームショウの初日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の吉田修平氏と松本吉生氏による“PlayStation Vitaの全貌”と題した基調講演が行なわれました。前日に行なわれたSCEのプレスカンファレンスでも紹介されなかった機能が次々と明らかになったので、まとめて紹介します!
●ライブエリア
ゲームタイトルのアイコンをタッチすると、まず“ライブエリア”というメニューが起動。ゲーム開始ボタンのほか、追加ダウンロードコンテンツやコミュニティーサイト、オンライントーナメントへのリンクなど、タイトルの関連情報をまとめて把握できます。
●進化したAR技術
カメラがARマーカーを捉えきれず、キャラが消えてしまうなどの欠点を解消した“ワイドエリアAR”や、マーカーなしでARを実現する“マーカーレスAR”技術を搭載。
ワイドエリアAR |
複数のARマーカーを同時に認識できるのがワイドエリアAR。テーブルのいたる所に木や池が出現し、モンスターのオアシスに! テーブルと床にマーカーを置いて、高低差があるフィールドをつくる、といったことも可能とのこと。 |
マーカーレスAR |
カメラに映った雑誌のページをタッチすると、穴が開いて…… |
ページの上にピポサルが登場! |
角度を変えてもしっかりキャラを表示しています。もちろんマーカーはありません。 |
●PS3との連携
PS3との連携はPSPでも可能でしたが、PS Vitaではさらにパワーアップ。ゲームがさらに楽しく、遊びやすくなります。
クラウドセーブ |
セーブデータをネット上で共有。外にいるときはVita、家ではPS3で同じタイトルを進めることができます。 |
クロスプラットフォームプレー |
あるタイトルのPS3版とPS Vita版のユーザーが、機種の壁を越えてオンライン対戦できる。 |
データコンパチビリティー |
PS3版でユーザーがエディットし、オンラインで公開しているステージデータなどを、PS Vita版でも利用できる。 |
●PS VitaをPS3のコントローラーに
この講演でもっとも印象的だった機能紹介。PS3の『リトルビッグプラネット』を、通常のPS3コントローラーとVitaの2人で協力プレー、というデモが行なわれました。
テレビ画面とVita画面には異なる画面を表示し、Vitaのプレイヤーは画面タッチでもプレー可能と、普通にPS3コントローラー2個で遊ぶより断然楽しめそう。2画面でプレーする、という点では任天堂の次世代機『Wii U』と似たところがあるかも。
この発表だけでもかなり期待してしまいますが、PS3やPSPがシステムソフトウェアのアップデートで次々に新機能を実装していったことを考えれば、まだまだPS Vitaの実力のほんの一部、ということになるはず。これからどんな隠し玉がくるのか、今から楽しみです!
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