ソニーが2011年夏モデルのPCを発表しました。デスクトップは一体型の『VAIO L』と『VAIO J』の2機種。注目は3D VISIONに対応した『VAIO L』シリーズです。
【VAIO L VPCL229FJ/B】
●予想実売価格 25万円前後(7月16日発売予定)
ノートPCのFシリーズに続き、ソニーの一体型もついに3Dに対応!
ベゼル上部にエミッターを内蔵し、3Dの方式は『フレームシーケンシャル』を採用。バックライトの制御をくふうし、クロストーク(映像の混信による二重像)を低減している。液晶下部に、2D映像をリアルタイムに3D変換する“2D→3D変換”ボタンを装備。さらに、『3D対応HDMI-in』を搭載し、PS3をつないで3Dでゲームを楽しめる。3Dゲームのデモを見ましたが、さすが24インチ液晶は迫力十分! 画面に引き込まれました。
テレビ機能は、ウィンドウズを起動せずに電源オンから約5秒で地デジが見られる『スグつくTV』用チューナーを1基、デジタル3波対応チューナを2基備えます。
<SPEC>
●CPU Core i7-2630QM(2GHz)
●ディスプレー 24インチタッチパネル(1920×1080ドット)
●グラフィック GeForce GT540M
●メモリー 8GB(最大8GB)
●HDD 2TB
●光学ドライブ BD-R/RE
●サイズ/重量 最小傾斜時608(W)×168(D)×429(H)mm/約12kg
↑フレーム部分をワンポイントのようにカラーリングできる。最上位機はタッチ液晶のフレームを変更できないため非対応。残念。 |
直販のVAIOオーナーメイドモデルでは、限定カラーバリエーションを追加(タッチ機能なしモデルのみ)。フレーム部分をピンク、パープル、ブルー、グリーンに変更できる。また、一体型PC初の刻印サービスも開始。
また、タッチパネル機に搭載していた付属のお絵かきソフトが3Dに初対応。『Family Paint』はウィザードにタッチ操作で従うだけで、3ステップで3Dの絵が描けるソフト。テンプレートが豊富にあるうえ、自分で取り込んだ画像の加工も可能。
↑奥行き、飛び出し具合の設定などを細かく調整していれば、いつまでも遊べる! |
【VAIO J VPCJ219FJ/W】
●予想実売価格 17万円前後(6月11日発売予定)
「地デジ非搭載モデルでもスペックは落としたくない」という人向けに、最上位機は地デジが非搭載。“最上位機は全部入り”というモデルが多いなかで、実はテレビはいらないという人にオススメ。液晶はLEDバックライトを採用する。
下位モデルは、Core i5-2410M&デジタル3波チューナー×2基搭載の『VPCJ218FJ』(17万円前後)と、Celeron B810&地デジチューナー×2基の『VPCJ216FJ』(13万円前後)を用意。地デジ搭載モデルはブラックに加え、新色ホワイトとブルーを追加した。
<SPEC>
●CPU Core i7-2620M(2.7GHz)
●ディスプレー 21.5インチタッチパネル(1920×1080ドット)
●グラフィック CPU内蔵GPU
●メモリー 4GB(最大8GB)
●HDD 1TB
●光学ドライブ BD-R/RE
●サイズ/重量 最小傾斜時525(W)×185(D)×398(H)mm/約9kg
↑ブルーは結構鮮やかでターコイズブルーよりも濃い印象でした。ベージュはゴールドのような上品な色。女性向けかも。 |
直販では店頭モデルのホワイト、ブラック、ブルーに加え、ベージュとレッドを用意している。また、グラフィックに『RADEON HD6470M』を選択可能。
↑カラフルなキーボードカラーにも新色が登場。さまざまな組み合わせを楽しめる。レッドとターコイズブルーはJ用、緑、バイオレットはL用。 |
そのほか、ソフトウェアもアップデートされている。ノートPC夏モデルでも共通だ。
『VAIOホームネットワークビデオプレーヤー』
夏モデルからDLNA関連ソフトはウィンドウズ標準ソフトに一本化したため、ウィンドウズ標準で対応していないDTCP-IPクライアント機能を担う。サーバーは『Giga Pocket Digital』を使用する。
設定を簡易化、一覧性の高い“コンテンツ一覧画面”などが特長。
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