インテルがCOMPUTEXにて、ネットブックおよびタブレット向けプロセッサーの戦略に関する記者発表を行ないました。
モバイル部門のトップが発表 |
↑プレゼンテーターは同社のネットブック&タブレット製品事業部長を務めるダグラス・デイビス副社長。 |
インテルのモバイル用プロセッサーといえば『Atom』。会見では、このAtomの開発についてロードマップが示されました。現行のAtomはメインストリームのCPUと比べると、ひと世代前の45nmプロセスのまま。これが、2014年にはほかのCPUと同じ14nmプロセスとなるとのこと。
また、昨年と同じく、キーワードに“CHOICES”を掲げ、同じCPUやプラットフォームでさまざまなOSに対応できることをアピール。ひとつのタブレット端末でAndroid、ウィンドウズ、MeeGoが動作するデモンストレーションも行なっていました。
トリプルブートが実現! |
↑AndroidとMeeGo、そしてウィンドウズと3つのOSを搭載したトリプルブート端末をテスト展示。 |
エイサーからMeeGo端末 |
↑エイサーのデビッド・リー副社長が登壇し、同社の試作タブレットを紹介。OSは『MeeGo』です。 |
会場のインテルブースでは、 数多くのタブレットが搭載OSごとに展示されていて、この『CHOICES』のコンセプトが反映されたかたちとなっていました。同じ端末でも、コーナーごとに別のOSが搭載されていたりと、汎用性の高さをアピールしていました。
このように、マルチプラットフォーム対応で先行するほかのメーカーのシェアを切り崩そうという戦略のインテル。とはいえ、同時期に行なわれたウィンドウズ8のデモでは、NVIDIAの次世代Tegra『Kal-El』搭載の端末が使用されており、壁はなかなか高いようです。
おまけ |
↑AtomCPUの出荷1億個を記念して大きなケーキが用意されていました……が、会場入場時には気がつかず、発表会終了後にカットされた状態のものを発見。インテルのコーポレートカラーである青を使った体に悪そうな色だったようです。 |
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