AMDが発表したチップセット“AMD 9シリーズ”。次世代CPU用ソケット“AM3+”に対応するものだが、COMPUTEXの会場では早くも対応マザーボードが各社のブースで展示されていた。
9シリーズは“AMD 990FX”、“AMD 990X”、“AMD 970”の3種類が発表されているが、注目はハイエンドモデルである990FX搭載マザーだろう。各メーカーの豪華な仕様が見どころだ。
そのほか、『Llano(リャノ)』というコードネームで呼ばれるフュージョンAPU、“AMD Aシリーズ”に対応した『AMD A75』マザーボードの展示も多数。各社のブースの展示モデルをまとめて紹介する!
■ECS『A990FXM-A』
ハイエンドの“Blackシリーズ”に位置付けられており、CPU電源回路部分とチップセットに大型のヒートシンクが取り付けられているほか、電源回路部分は3本のヒートパイプを備えるなど、かなり熱に強そうな印象。
ECS『A990FXM-A』 |
また、おもしろいのがチップセット部分のヒートシンクに取り付けられた特殊なシートだ。このシートは、Blackシリーズのロゴと、炎のようなイメージのイラストが描かれているが、ヒートシンクの温度が高くなると、炎の部分が黒からオレンジ、赤へと変色するようになって、温度がひと目でわかるようになっている。ケースを閉じてしまうと見えなくなるんじゃないの? という気がしないでもないが……。
A75マザーの展示も。ソケットは“Socket FM1”という新型が採用されている。Llanoの登場に合わせて発売されるそうで、価格は未定。
ATX仕様の『A75F-A』、マイクロATX仕様の『A75-F-M』、同じくマイクロATXの『A75-F-M2』という3種類のラインアップ。
ECS『A75F-A』 |
ECS『A75-F-M』 |
ECS『A75-F-M2』 |
■ギガバイト
ハイエンドモデルとなる『GA-990FXA-UD7』と下位モデルの『GA-990FX-UD5』を展示。
『GA-990FXA-UD7』は、6本のPCI Expressスロットを用意し、“4-way CrossFireX”に対応。また、“NVIDIA SLI”もサポートしている。価格は2万円台後半で、今週中に発売される。『GA-990FX-UD5』ではSLIが非対応となり、CrossFireXも3-wayまで。こちらも今週中に発売開始し、価格は2万円台半ばとのこと。
GIGABYTE『GA-990FXA-UD7』 |
GIGABYTE『GA-990FXA-UD5』 |
■MSI
ゲーマーやオーバークロッカー向けの”ビッグバンシリーズ”として出す予定だったという『990FXA-GD80』。ビッグバンシリーズに匹敵する性能がウリとのこと。まもなく発売されるそうだが詳細な時期や価格は未定。
MSI『990FXA-GD80』 |
■ASRock
990FX搭載マザーボード『990FX Extreme 4』。3-Way CrossFireXおよびSLIに対応。V8+2フェーズの電源回路、日本製の固体コンデンサーを利用するなど、安定動作が特徴とのこと。6月10日に発売予定で価格は未定。
ASRock『990FX Extreme 4』 |
A75マザーは、最上位モデルの『A75 Extreme 6』、Extreme 6の機能を省いたメインストリーム向けの『A75 Pro4』、マイクロATX版の『A75 Pro4-M』、ミニITXの『A75M-ITX』という4製品を用意。発売は6月後半を予定しており価格は未定。
ASRock『A75 Extreme 6』 |
ASRock『A75 Pro4』 |
ASRock『A75 Pro4-M』 |
ASRock『A75M-ITX』 |
■BIOSTAR
BIOSTARの990FXマザー『TA990FXE』は、大型のヒートシンクが目を引くが、どちらかというとハイエンドよりはミドルクラスに近い仕様の製品。6月中に発売が予定されているが価格は未定。
BIOSTAR『TA990FXE』 |
A75マザーはATXサイズの『TA75A+』とマイクロATXの『TA75M』2製品を展示。どちらもCrossFireXにも対応。
BIOSTAR『TA75A+』 |
BIOSTAR『TA75M』 |
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