『COMPUTEX TAIPEI 2011』開催を明日に控えた5月30日、ASUSTeKが発表会を開催し、ノートPCやタブレットの新製品を披露した。
今回発表された新製品の中で、最も注目を集めていたのが、Androidタブレットの『Padfone』という製品。10.1インチ液晶搭載のタブレットデバイス裏面に、専用のスマートフォンを搭載するベイを用意。ふだんのメールチェックやSMS、音楽再生などはスマートフォンで行ない、高解像度のムービー再生やインターネットアクセスはタブレットで行なうというように、用途に応じて効率的な使い分けができる。
10.1インチ液晶のタブレットとスマートフォンを組み合わせた新デバイス『Padfone』。タブレット裏面にスマートフォン用のベイが用意され、着脱可能。
タブレットのベイにスマートフォンをドッキングさせた様子。スマートフォンの裏面には500万画素のカメラが搭載されるようだ。ちなみに発売日、価格は現時点では未定。
また、スマートフォンをタブレットに装着することで、スマホの3G通信機能がタブレット側でも利用可能となり、ひとつの回線でスマホとタブレット双方でデータ通信が行なえるほか、タブレット側のバッテリーを利用してスマートフォンの充電も可能とモバイラーの心をくすぐるギミックも。
こちらはモックアップだが、動作モデルの画面を見る限り、OSはHoneycombか?
ノートPCの新シリーズとして発表された“UXシリーズ”も注目を集めた製品のひとつ。こちらは、厚さ3~17ミリ、重さ1.1キロの超薄型軽量モバイルノート。同心円状の独特なヘアライン仕上げを採用したアルミニウムボディーは、なかなかスタイリッシュで好印象。
CPUは第2世代のCore i7、i5、i3を採用し、ストレージのSSDはSATA3に対応。側面には、USB 3.0ポートやMini HDMI端子、Mini DisplayPortなどを用意。
また、“インスタントオン機能”によって、ハイバーネーションから2秒で復帰可能としている。実際に動作するモデルを手にしてみたところ、非常に軽量なのはもちろん、薄くても剛性はしっかりしており、モバイル性も申しぶんないと感じた。こちらも登場が待ち望まれる製品だ。
そのほかにも、CES 2011などで公開されていたタブレットや、ノートPC、デスクトップPCなどの新モデルが発表された。それらは写真でまとめて紹介しよう。
7インチ液晶搭載のタブレットと専用ハンドセットがセットになった『EeePad MeMO』。
専用のハンドセット『MeMIC』で、音楽再生や電話機能などが利用できる。液晶部分はシースルーになっている。本体にはスタイラスペンを内蔵する。タッチパネルは静電容量式だが筆圧感知にも対応。
3D液晶を搭載した『EeePad MeMO 3D』も展示。世界初の7インチのグラスレスIPS 3D液晶を搭載している。
厚さ17.6ミリ、重さ950グラムと薄型軽量の『EeePC X101』。OSにはMeeGoを採用し、価格は199ドルと安価。HDDの搭載やWindows7版も用意するとのこと。
本体は非常に薄く、軽量。右側面には、USB端子やMicro SDカードスロット、ヘッドホン・マイク端子が見える。左側面にもUSB 2.0端子を備える。
スライド型のフルキーボードを備えるタブレット『EeePad Slider』。OSはAndroid 3.0。6月に発売されるとのこと。
スライドさせるとノートPCのように変形するオシャレなしくみ。メーカーの担当者もドヤ顔だ。
メインストリームノートの『Nシリーズ』。ハイバーネーションから2秒で起動するインスタントオン機能を搭載。また、音質重視のサウンドシステム“SonicMaster”も搭載する。
外付けのサブウーファー『SonicMaster Subwoofer』を接続することで、本格的なサラウンドサウンド環境を実現する。
液晶一体型PCの新モデル『ETシリーズ』。写真は、27インチ液晶搭載の『ET2700XVTS』。最大10点のマルチタッチに対応するタッチスクリーン搭載モデルもある。
23.6インチ液晶搭載の『ET2410INTS』。スタイリッシュな薄型デザインがETシリーズの特徴だ。
大型テレビに接続して利用する、ホームエンターテインメントシステム『WAVI Xtion』。
カメラユニットをテレビの前に設置することで、Kinectのようにジェスチャーで各種操作やゲームプレーが可能。
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