FirefoxをChromeみたいなスッキリデザインに改造! UIをカスタマイズできるアドオンPersonal Menuで遊ぼう!!
アドオンを次々インストールして、メニューやアイコンの配置が見づらく、使いづらくなった人は多いはずだ。また、「メニューなんて取り払って、Chromeみたいにスッキリしたインターフェースにしたい!」と考える人もいるだろう。
そんな、メニューを使いやすくしたいユーザーにオススメの拡張機能が『Personal Menu』だ。
Personal Menuは、自分でオリジナルのメニューを作成できる拡張機能。Personal Menuをインストールすると、Chromeのようにブックマークと履歴がアイコン化し、残りの機能はすべてメニューアイコンに集約されるようになる。また、メニューアイコンは自分で配置や順序を設定することができるので、世界にひとつだけ、自分だけのマイメニューを作成することができる。
■インストール
mozillaのAdd-ons for Firefoxサイト内にある『Personal Menu』のページにアクセス。Firefoxのバージョンが適合しているか確認して【Firefoxへ追加】ボタンをクリック。
するとソフトウェアのインストールダイアログが起動。中央の【FoxyTunes】部分をクリックして数秒待つと、ダイアログ下部の【インストール】ボタンがクリックできるようになる。
ボタンが【今すぐインストール】に変わったらクリック。インストール完了後にFirefoxを再起動すれば、拡張機能を使用できるようになる。
■Personal Menuの起動とスッキリUIへの変更
Firefoxを再起動すると最初にツールバーの追加を指示する“Personal Menu”ダイアログが表示される。【OK】ボタンをクリックしよう。
続いて“ツールバーのカスタマイズ”ダイアログが表示される。ダイアログ内の“メニューバーで非表示にするメニュー”項目から【設定...】をクリックして、さっそくメニューバーを非表示にしてみよう。さらに“メニューを非表示”ダイアログが起動するので、すべてにチェックを入れて【OK】ボタンをクリック。
“ツールバーのカスタマイズ”ダイアログに戻って【完了】ボタンをクリックする。
メニューバーが取れてすっきりしたデザインになった。ついでにメニュー部分のスペースにカーソルを合わせて右クリックすると、スペースの表示と非表示を設定できる。【メニューバー】のチェックをはずして非表示にしておこう。
メニューを復活するには、ショートカットで【Alt+Ctrl+shift+s】を使い、“メニューを非表示”ダイアログを起動しよう。
また、ブラウザー右上あたりに、新たに【ブックマーク】、【履歴】、【Personal Menu】のアイコンが設置されたはずだ。それぞれクリックするとメニューが表示される。
■オリジナルメニューをつくるには
まず、Personal Menuで新しいメニューを作成する前に、どんな形にするかをイメージしておこう。今回は、デフォルトのメニュー構成を維持しつつ、頻繁につかうメニューをひとつにまとめる形にしてみる。
それでは、作成にとりかかろう。【Personal Menu】のアイコンをクリックして【このメニューを編集(E)...】を選択すると、“Personal Menu オプション”ダイアログが起動する。ここでメニューの編集を行なう。
使い方は、左側の“利用可能な項目”の中から登録したいメニューを選択し、中央の【+】ボタンをクリックして右側の“メニューボタン”に移していく。
右側の“メニューボタン”の部分で、【Personal Menu】のアイコンをクリックしたときに表示されるメニューを編集するわけだ。作業途中でメニューが反映されてもやりなおせるように、最初に左側から【このメニューを編集...】を選択して、右側に移動させておこう。これで、“Personal Menu オプション”ダイアログが起動しやすくなる。
メニューボタンをクリックしたときに、すべての項目が表示されると使いづらいので、サブディレクトリを作成する。左側の“利用可能な項目”から【メニュー】フォルダを選択して、【+】ボタンをクリック。
すると、フォルダの名前を入力するダイアログが表示される。今回はサブディレクトリの名前を「メインメニュー」としてみた。【OK】ボタンを押すと次は、アクセスキーの入力を求められる。ここでアクセスキーを設定するとキー入力なしではこのフォルダにはアクセスできなくなる。人に知られたくない項目を設定したい場合は、入力しておこう。通常は空欄のままにして【OK】ボタンをクリックする。
フォルダが作成できたら次は、【利用可能な項目】から必要な項目を選択して【+】ボタンをクリックして右側に移動させよう。
メニューの順序は、中央の青い矢印の【↑】【↓】アイコンをクリックすることで並べ替えできる。区切り線は左側の【区切り】を選択すれば追加することができる。この調子で必要な項目を右側に移動させよう。
メニューをひとつひとつ編集するのが面倒な場合は、【編集】や【表示】といったフォルダをそのまま右側に移すこともできる。こうすると、ブラウザーデフォルトの形で、各項目のメニューリストをサブメニューとして表示できる。
さらにカスタマイズを続けよう。“利用可能な項目”の中に【ツールバーボックス】というフォルダがある。これは、ツールバーをアイコン形式でメニュー内に表示する機能だ。設置する場所はメニューの一番上か下が使いやすいだろう。
利用方法は、“利用可能な項目”の中から【ツールバーボックス】を選択して【+】ボタンをクリック。すると“カスタマイズ”ダイアログが表示されるので、この中から【表示】を【アイコンのみ】、アイコンの大きさ【小さい】を選択して【OK】をクリックする。
すると、ダイアログ左側が“利用可能な項目”から“ツールバーのカスタマイズ”に変化する。後は、追加したい機能を同じ要領で右側に移動すればよい。
ただし、このツールバーはメニュー部分に表示されるものなので、ひとつのツールバーにたくさんの機能を入れると表示が崩れる。なのでひとつのツールバーに入れる機能は、五つぐらいにしておこう。最初に【スペース】を二つ入れておくと見やすくなるだろう。
カスタマイズが終了したら、【OK】ボタンをクリックして内容を確認する。
■ツールバーの右クリックメニューも改造できる!
Personal Menuでは、ツールバー部分を右クリックしたときに表示されるメニューもカスタマイズできる。
先ほど同様、【Personal Menu】のアイコンをクリックして【このメニューを編集(E)...】を選択し、“Personal Menu オプション”ダイアログを起動する。“メニュー編集”タブの右側の“メニューボタン”部分はプルダウンメニューになっているので、中から【ツールバーコンテキストメニュー】を選択する。後の要領は、メニューのカスタマイズと同じだ。
カスタマイズされたメニューは以下のように表示される。これ以外にも表示上の細かな設定を行うことが可能だ。自分でいろいろと試して、世界にひとつだけの自分専用ブラウザーに改造してみてほしい。
Personal Menu
バージョン:4.3.2
フリーソフト
作者:Merci chao
(バージョンは記事掲載時のものです)
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