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ヤリ過ぎな完成度!? PFU創業50周年記念<br>漆塗り仕様ScanSnap特別モデルが登場!

2010年07月12日 11時01分更新

ScanSnap漆塗り S1500&S1300
↑左がS1500で右がS1300。いわゆる、iPad向けの書籍スキャンなどで活用されてるのは左の製品。S1300は出張用スキャナーとしてワタクシも愛用中(もちろんnot漆塗りモデル)。

 激ミニサイズでタッチのいいキーボード『HappyHackingKeyboard』や、書籍の電子データ自作スキャンで人気の『ScanSnap』シリーズでおなじみのPFUは、今年50周年を迎えます。
 創業半世紀と聞くと驚き度も高まりますが、なんとこれを記念して、ScanSnapのボディーパネルを創業地の石川県の伝統工芸、漆塗り加工した限定モデルが発売されます。

 “漆塗り”とはいうものの、“塗り”から“磨き”まで、製作行程はいわゆる輪島塗りとまったく同じ。ですが、“輪島塗り”を名乗るためには素材が木製であるなどの伝統工芸としての決まり事があるそうで、公式的には“漆塗り”という表現を使っているとのこと。

 価格は20万円~ とプレミアム価格ですが、実物の細工の細かさを見るとそれも納得の仕上がり。単純に輪島塗りの製作行程だけでも手間ですが、細工と仕上げの技法にも、手間のかかる“肉合蒔絵”(ししあいまきえ)を採用しています。
 

ScanSnap漆塗り
↑見てくださいよ、この光沢と色の深み。まごうことなき本物の質感です。金色に見える部分は、もちろん本物の金箔。蒔絵の技法そのものです(絶句)。

 なお、これと同時に、“スキャナ活用術コンテスト”を開催。優秀賞などに50周年特別モデルが商品として贈呈されます。

 それにしても創業50周年も凄いですが、ここまで本気の記念特別モデルを用意するのか!と驚くばかりの宝石的逸品。実際には買えないけど……という人にも何かの機会に見てもらいたい。唖然とすること間違いなし!
 

ScanSnap特別モデルの価格情報

ScanSnap S1500
創業50周年記念特別モデル
限定25台。価格30万円。
ScanSnap S1300
創業50周年記念特別モデル
限定25台。価格20万円。

 
スキャナ活用術コンテストの概要 

応募期間 2010年7月12日~2010年8月23日まで
賞品 最優秀賞
 創業50周年特別記念モデル ScanSnap S1500 1台
優秀賞
 創業50周年特別記念モデル ScanSnap S1300 1台
応募方法 公式サイトより、スキャナー(ScanSnap以外でも可)のユニークな活用方法やアイデアなどを1000文字程度の文章で応募。選考のうえ、8月末に該当者に連絡し、9月中旬にScanSnapホームページにて受賞者と活用方法を発表。

 

ScanSnap漆塗り
↑S1500の主な添付品。桐箱は結構巨大。桐箱表面の達筆な文字は工房の職人さんによる入魂の一筆なのだとか。
ScanSnap漆塗り
↑S1300は、桐箱自体もずっと小さいサイズ。とはいえ、桐箱収納で持ち歩くには相当な覚悟が要りそう。
ScanSnap漆塗り
↑漆塗り仕様S1300の側面。工房の名入りです。30年くらい保存してくと、ほんとにどこかに博物館に寄贈できそうな完成度。
S1500パネルオープン
↑床の間や神棚に飾るものではなく、実用品として考えているため、中身の表面処理は漆塗りとせず、あえて通常版と同じにしているとのこと。
ScanSnap漆塗り
↑ScanSnap天板部分に象眼を施しているところ。とてもじゃないですが、デジモノ製品の製作風景には見えません。
ScanSnap漆塗り
↑製作風景その2。おそらくS1300背面の化粧プレートだと思われます。日本好きの外国人が見たら、腰を抜かすに違いない……。
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