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Google、ヤフー、バイドゥ、ネイバー、Bing、群雄割拠を制するのは誰か!? 2010年は検索サービス新時代! 

2010年01月13日 22時03分更新

  コンニチハ。難解な専門用語でいつのまにか煙にまかれてしまいそう! そんな複雑怪奇なウェブ業界について、わかりやすく解説するべく連載中のこのコラム。前回に続き最近の業界動向について、前田太尊の恋のライバル、東京四天王のひとり浅草の薬師寺ばりに上段回し蹴りで一蹴!
週アスウェブ戦線まだ異常アリ!

 昨年は、韓流検索サービスのネイバー再上陸にはじまり、MSのBingやバイドゥのモバイル版リリース、年末のグーグル新サービスラッシュと、検索サービス業界がやにわに動き始めた年でした。そして、今年は……

Google、ヤフー、バイドゥ、ネイバー、Bing、群雄割拠を制するのは誰か!?


 これら5つのサービスによる群雄割拠の時代が幕開くのです。

 「アレレ、GeekはGoogleだろうけど、日本の検索サービスなんてまだヤフーの独壇場じゃないの?」という声が日本中から聞こえそうですが、最近のGoogleのPR戦略は無視できません。

 テレビコマーシャルをはじめ電車内のドア上ステッカーなど、いままでの日本では見かけなかった積極的な広告出稿を読者のみなさんもどこかで目にしたことがあるのでは。また、さまざまなウェブサイトで展開されたChromeの広告も目についたことでしょう。デジタル好き以外の幅広い層に狙いを定めたグーグルは、日本の検索サービス王者ヤフーの牙城にどこまで食い込めるか? 一般層への普及は課題も山積していますが、要チェックです。

 ヤフー対Googleの本格化だけではなく、3位争いも必見! 先日紹介したズームタッチが楽しいバイドゥは、モバイル検索の分野で日本独自の展開をしかけており特筆すべきものがあります。各社とも後手にまわりがちなケータイ検索の分野で活躍が期待できそうです。

 そして、昨年夏のβ版リリース当初から「意味のある3位に付けたい」と宣言し、日本再上陸を果たしたネイバー。新生ネイバーは日本向けのローカライズを徹底しており、ユーザー参加型の情報集約サービス『NAVERまとめ』といった独自路線もコアなファンの間で徐々に定着してきたようです。認知はこれからとはいえ見逃せないでしょう。

 最後に、忘れてならないのはマイクロソフトの次世代検索サービスBing。米で展開されている各機能の日本版への実装が待たれます。Googleとヤフーにしてやられた、Live Searchの無念を晴らすことはできるのでしょうか? それから、日本Bingチームのフリーダムさを象徴する「私たちが遊びに行っちゃいます!」なキャンペーンも強力な“何か”を感じさせてくれます。

 検索サービスそのものも、従来のキーワード検索からシソーラスを利用した自然言語検索の時代へと移行していくことでしょう。2010年、検索サービスは更におもしろくなることは間違いありません。各社には今年も便利で楽しいサービスをリリースしてほしいですね。

それではまた。

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