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デジタルコンテンツ EXPO 2009にソニーの『360度立体ディスプレー』登場

2009年10月23日 15時38分更新

3DディスプレーからCGを使ったアート作品やバーチャルリアリティーなどの最新技術までを紹介する盛りだくさんの国際イベントですが、今回、最大の目玉はソニーの『360度立体ディスプレー』。360度、どの方向からもメガネなしで立体映像が見えるという円筒形ディスプレーです。そのほか注目展示を動画でご紹介します。

↑ソニー『360度立体ディスプレー』。デジカメで撮影した映像ですので、3D感がわかりにくいですが、「助けて、オビ=ワン・ケノービ」ぐらいの映像なら、すぐにでもできそうですね。
発光素子にLEDを使用し、解像度ヨコ96×タテ128、表示色24ビットフルカラー、サイズは直径130×高さ270mm。

↑こちらは『HRP-4C』こと未夢ちゃん。先日のCEATECでは初音ミクの姿で歌う様子が評判になりましたが、今回は女優として登場。演出プロデュースはダンスクリエイターSAM。なんとコマネチを披露してくれます。

↑『アリオスコピィ 40インチ裸眼3Dディスプレー』。レンチキュラーレンズ方式で、メガネをかけなくても3D表示が可能。

デジタルコンテンツ EXPO 『メディアビークル』
↑繭のようなドームは筑波大学が研究開発を進める『メディアビークル』。“実世界とバーチャル世界を自由に動き回るための乗り物”です。外側にいる人が位置センサー付きカメラを動かすと、ビークルの中の人にその映像と動きがダイレクトに伝わります。
デジタルコンテンツ EXPO 『メディアビークル』
↑ビークルの中は、ひとり用ドームという感じ。

↑ビークルの中の映像です。3D酔いしやすいので、ゆっくりめに動かしてもらいましたが、自分が小さなボールにでもなったような感覚を味わえます。

↑『複数ディスプレー環境とマルチモーダルインタフェース』。3つのディスプレーをひとつの環境のようにシームレスに利用するインターフェース。使っている人が向いている方向をセンサーで認識し、どこからでも画面が正面に見えるように調整されます。ウインドーの移動もスムーズ。

↑CYBERDYNE社(いい名前ですね)の接触検地画面インターフェース『Table Interface』。赤外線による接触検知技術を使った、マルチタッチディスプレーです。“大きなiPod touch”みたいで、写真を大きくしたり、遠くに投げたりする感覚がとても楽しいです。

↑電気通信大学大学院の展示『PAC-PAC』。指をパチパチと開いたり閉じたりすると、手の動きを読み取って、ミサイルが発射されます。多人数での同時プレーも可能。年配の方が楽しそうにゲームに参加してたのが印象的でした。インターフェースがわかりやすいと、利用度がアップするんですね。

↑東京工芸大学の時空間マップ『c-loc software』。3Dマップ上で時間をさかのぼって表示できます。新宿の都庁周辺をさかのぼると、淀橋浄水場に。「これは私の生まれたころの地図だね」、「ヨドバシカメラの名前の由来が淀橋浄水場だと初めて知りました」という和やかな会話が交わされていました。

↑企画展示ゾーンの入り口には“デジタルコンテンツの森”を体感できるコンセプト展示。デジタルコンテンツ EXPOのコンセプトである。水の上を歩くと波が広がり、森の部分を歩くと紅葉が舞うという、妖精気分を味わえます。滝の前で記念撮影する人もたくさんいました。

デジタルコンテンツ EXPO 2009は、10/25(日)まで、日本科学未来館&東京国際交流館で開催中です。3Dディスプレーの美しさやバーチャル系コンテンツのおもしろさは、ぜひ実際に体感してみてください。

デジタルコンテンツ EXPO 2009
 

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