2月26日に開通式が行なわれたモバイルWiMAX。幸運なトライアルユーザー募集当選者の人の何人かは、すでに利用しはじめてることと思います。
初めての本当のモバイルブロードバンドということですべてのノートPCユーザーが注目してると思いますが、そんななか取り残されてるのはMacユーザー。
そう、モバイルWiMAXにはMac向けドライバーが用意されていないのです。が! ふと思いつきであることを試してみたら、なんとMacでも工夫すれば使えることがわかりました。
モバイル好きなMacBook(Pro)ユーザーの皆さん、続きの記事を読んで、いますぐトライアルサービスに参加しましょう!!
その裏技ってのはブートキャンプを使うんじゃないかって? ま、ちょっと似てますけど、違います。ブートキャンプで動かすのでは、いちいちMac OSXを終了させる必要があるので実用性が低い。やっぱりMacOS Xから動かしてナンボですよ。
Macユーザーならご存知のように、インテルMacには、ウィンドウズを動作させる仮想マシン環境がいくつか用意されてます。『Parallels Desktop』や『VMware Fusion』などがそれですね。これを使うことで、Mac上でモバイルWiMAXを動作させてしまおうというワケです。
今回使用したのはParallels Desktop。接続確認までの手順は以下を参考にどうぞ!
↑まず、仮想マシン上のWindowsに、USBデバイスとしてWiMAXモデムを認識させます。今回使ったモデムは『UD01NA』。画面のようにUSBデバイスのリストから選択。
↑WindowsがUD01NAを認識すると、自動的にドライバーのインストールが開始。
↑“次へ”をクリックしていき、インストールをどんどん進めて行きます。
↑無事、仮想マシン上のWindowsで認識できました。このあと、仮想マシン上のWindowsを再起動します。Mac OS自体の再起動はしなくてもOK。
↑再起動できたら、ユーティリティーを起動。さぁ電波が拾えるかな?
↑“ネットワークアドレス取得中”に表示が変更。きたきた!!!
↑無事Mac OSX上から接続できました。画面はその証拠画像。YouTubeだって、無線LAN並みの快適さで表示できます(回線速度自体は無線LANよりはずっと遅いですが)
ちなみに、不肖イトーの自宅(川崎市内のマンション)で確認したところ、
・下り 最速10.47Mbps/最遅4.05Mbps
・上り 最速764kbps/最遅409kbps
(いずれもRBBスピードテストで計測)
といったところでした。ちなみに、上り最遅時の409kbpsを記録したのは、実は下り最速時10.47Mbpsを記録したときです。上りと下りの回線速度は必ずしもリンクしていないのが興味深い。平均では、だいたい下り6~8Mbpsってところですね。
電波状況に期待できないマンションの室内で、これだけの速度が出るなら十分でしょう。引越し時の臨時回線にも最適じゃないでしょうか。
(イトー)
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