中国ハイセンスは、米国ラスベガスで開催されているCES 2020にてプレスカンファレンスを開催。同社独自のレーザーテレビ、4K液晶テレビなどの最新ラインナップを発表した。
プレスカンファレンスの冒頭で発表されたハイセンスの薄型テレビのシェアの発表では、世界4位かつ、“We're NO.1”という表記と共に中国、南アフリカ、オーストラリア、そして日本の名を並べてシェアの高さをアピール。
日本でシェアNo.1という表記は素直には信じがたいが、スライドに小さな文字で”2019.Nov”(2019年11月)とあることと、2018年より東芝映像ソリューションを子会社化しているので、合算した数字かもしれない。
ハイセンスがCES 2020モデルとして発表した機種は、2020年に発売される4K液晶テレビの通常ラインナップ群だ。最上位モデルが4K液晶テレビの「65H9G」。量子化ドット液晶パネルを搭載したULEDテレビで、最大1000nitsのピーク輝度を実現する。
ローカルディミングは180分割に対応。Dolby Vision、Dolby Atmosもサポートする。Androidプラットフォームを採用しており、Googleアシスタントも利用できる。ミドルエンドの「65H8G」は、同じく量子化ドット液晶パネル搭載、最大700nitsのピーク輝度を実現している。
投射型で超大画面を実現する「4K HDR LASER TV」
ハイセンスが中国や北米で独自方式として展開するテレビが「4K HDR LASER TV」。CES 2020のプレスカンファレンスでは最新モデル「100L9」が発表された。
レーザーテレビとは超短焦点のプロジェクターを使って投射式にすることで、低価格に100インチクラスの超大画面を実現できる薄型テレビの代替となる製品。
最新の「100L9」は、投射デバイスがDLPデバイスで、X-Fusionレーザー光源を搭載。壁からわずか19cmの距離で100インチ画面を実現する。ビルトインスピーカーと、AndroidTVによるスマートTVプラットフォームも内蔵している。チューナーレスでの視聴も考えると、今の時代に合ったデバイスとして今後も注目のモデルだ。
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