持ち運び時の不安を解消するアルミボディーも魅力
PUBG LITEも写真・動画編集も!第10世代Core搭載ゲーミングノート「Razer Blade Stealth 13」が凄い
ゲームだけでなく、クリエイティブ作業でも活用できる
ゲーミングパソコンは高性能なパーツを組み合わせているため基本性能も高い。これはゲーム用途だけでなく、高負荷の作業をするパソコン全般にも当てはまることだ。そこで今回は、クリエイティブ系のソフトを使って実用性を確認してみた。
まずは画像編集ソフト「Adobe Photoshop」と、RAWデータから画像データを作成するRAW現像ソフト「Adobe Photoshop Lightroom Classic」で実力をチェックしてみよう。
続いて、動画編集ソフト「DaVinci Resolve 16(16.1.12)」で検証してみた。デジタルカメラで撮影した4K/24fps、1カット約30秒の動画をつなぎ合わせて約10分の動画を作成、書き出しの作業を行なった。
動画の書き出し時にタスクマネージャーを見てみると、CPUはほぼ100%使い切っていて、GPUの稼働率は30%強。ハードウェアアクセラレーションの効果はそれなりといったところだ。さすがに内蔵GPUでの効果的なハードウェアアクセラレーションは厳しいが、思っていたよりも機能していると感じた。これなら出先で簡易編集をするのもそれほど苦にはならないだろう。当然、GPUが載ったパソコンのほうが快適だが、モバイルノートパソコンでこれだけの作業ができる点はかなり評価してよいと思われる。
ロケなどは荷物が増えやすく、撮影用の機材を重視するか、それともパソコンを重視するかで悩むことが多々ある。現場でこれだけの処理ができるモバイルノートなら、撮影機材をより充実させることができるだろう。私の場合、現場では雰囲気がつかめる程度の処理しかしないことが多い。クライアントに見てもらいながらチェックするにしても、処理速度においては十分な速さなので、ロケ用に持っていくモバイルノートパソコンとしてこれは欲しいと感じた。
PUBG LITEはデフォルト設定でも十分遊べる!
検証中に偶然「PUBG LITE」がリリースされた。PUBG LITEは低スペックパソコンでも遊べる基本無料のゲームタイトルで、推奨動作環境はCPUがCore i5(2.8GHz)、GPUがGeForce GTX 660かRadeon HD 7870、必要動作環境はCPUがCore i3(2.4GHz)、GPUがインテル HD グラフィックス 4000となっている。後者の環境であれば本機でも動かせそうだと思い、試しにPUBG LITEをインストールしてみた。
設定はデフォルトのままで軽めだが、多少は軽くできそうなので十分に遊べるスペックは持っているだろう。GPUはほぼ100%で動作し、コマ落ちや重いと思えるようなことはなくヌルヌル動いていた。タスクマネージャーを見なければ余裕で動作していると感じるほどだ。グラフィック設定の質を上げるととたんに重くなってしまうものの、デフォルトでも十分に遊べるクオリティーになっている。PUBG LITEが気になる人はチェックしてもいいかもしれない。
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