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Twitter ツイ廃には「とくに対応していません」

2019年11月26日 13時00分更新

Twitterは広告収入で収益を得ている

 次は、Twitterの収益に目を向けてみよう。

 Twitterは広告収入で収益を得ている。2019年には、新しい商品やサービスを話題にする「Launch something new」と、世の中の大きな話題を活用して商品やサービスを広める「Connect what's happening」の2種類に注力したという。たとえば、「令和」の話題に乗っかり、「#令和最初の乾杯」というハッシュタグを広めたサントリーの広告は後者に分類できるというわけだ。

 このような成功事例もあり、Twitter Japanの売り上げはアメリカに次ぐ第2位で、世界中の売り上げの16%も占めるという。笹本氏は「引き続き、このシェアを維持できるように、今後も努力をしていきたいと思っております」と意気込みを語った。なお、意外なことに、広告売り上げの50%以上はテキスト広告ではなく、動画広告が占める。

 Twitter Japanの上級執行役員で、コンテンツパートナーシップ本部長も務める竹井規道氏は、Twitterの動画需要について「皆さまのなかには、Twitterはテキスト中心のプラットフォームというイメージがあると思いますが、実はTwitterは1日の動画視聴回数はグローバルでは25億回。そのうち、25%が日本での動画視聴回数です。Twitterは動画プラットフォームでもあると言っても過言ではないと思っております」と説明した。

 竹井氏は、自身が率いるコンテンツパートナーシップの仕事内容について「多くの会話と深いエンゲージメントを生み出す動画コンテンツの獲得に注力しています」と前置きし、「動画コンテンツのなかでもスポーツ、ニュース、テレビなどのリアルタイム性が高く、その場で利用者の会話を促すようなコンテンツの獲得を重視しております」と詳細を語った。

(次ページでは「ツイ廃には「とくに対応していません」」)

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