第23回
刺激的で病みつきになるバトル、映画の世界を堪能できるステージなどを紹介
骨太な難易度でジェダイ体験! 「スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー」が面白い!
エレクトロニック・アーツが販売、Respawn Entertainmentが開発した「スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー(以下、ジェダイ:フォールン・オーダー)」は、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」と「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の間となる時代を舞台にしたアクションアドベンチャーゲームで、とある「パダワン(ジェダイ見習い)」を主人公にしたオリジナルストーリーを体験できるのが特長だ。11月15日から、PlayStation 4、Xbox One、PCのマルチプラットフォームで販売している。
今回は、ジェダイ:フォールン・オーダーのインプレッションなどを解説していきたい。
ジェダイ・マスターを目指せ!
ライトセーバーとフォースを駆使したバトルが面白すぎる!
ジェダイ:フォールン・オーダーでは、映画で観てきたジェダイの戦いを実際に体験できる。「ライトセーバー」と「フォース」を駆使して、帝国軍や各惑星にいるモンスターに立ち向かうことになる。ライトセーバーで敵を斬り、フォースで戦闘を有利にするのが本作における基本的な戦闘スタイルだ。
さらに、本作には敵の攻撃をタイミングよく弾く「パリィ」の概念もあり、それが爽快感のあるバトルを生む要因となっている。敵の攻撃を弾いて隙を作ったり、ストームトルーパーのビームライフルを弾き返したりできる。ジェダイ・マスターになりきれる点は、スター・ウォーズファンにとって最高のご褒美といえるだろう。
本作はRPGの要素も含まれており、敵を倒す、もしくはゲーム内資料を回収すると経験値が貯まっていく。経験値が一定まで貯まるとスキルポイントがもらえ、それを使って新たなスキルを開放できる。主人公を強化し、ジェダイ・マスターを目指すという映画さながらの面白さが魅力的に思えた。
ステージ各地にはセーブポイントが設置されており、セーブはもちろんのこと、スキルツリーのアンロック、ライフとフォースの全快、回復アイテム(スティム)の補充が可能。だが、これまで倒してきた敵が復活するので注意が必要だ。とはいえ、その分経験値稼ぎというメリットが得られるので有効活用するといいだろう。
倒れたら経験値喪失!
刺激的で病みつきになる骨太な難易度
当初、ライトセーバーとフォースさえあればどんな敵も楽勝だと思い込んでいた。だが、実際にプレーするとその考えは間違いだったことに気づかされた。本作に登場する敵の火力は高く、油断するとあっけなくやられる恐れがある。しかも、敵にやられると貯めてきた経験値が喪失するため、ごり押しは通用しない。なお、主人公にトドメを刺した敵を再度倒せば、喪失した経験値を回収できる。
このように、本作の難易度は高めに設定してあるので、敵の攻撃を回避しつつ、隙を作って攻撃に繰り出すといった慎重な戦い方が求められるのだ。
本作は「ダークソウル」を彷彿とさせる戦闘スタイルを採用しているからか、スター・ウォーズ原作のゲームにしてはかなり骨太な難易度であると感じた。とはいえ、絶望するほどの激ムズではなく、スキルを強化し、敵の攻撃モーションを把握さえすればなんとか倒せるレベルだ。スキルを強化すれば難易度も少しずつ下がっていくので、心が折れることはないだろう。また、ステージ各所に隠されているスティムを手に入れて使用回数を増やすのも手だ。
これから始める人は、何度も敵にやられる覚悟を持ってプレーしてもらいたい。なお、もし難しいと感じたらいつでも難易度を変更できるのでご安心を。戦闘に慣れ、スキルをある程度強化していけば、刺激的で病みつきになること請け合いのバトルが味わえるはずだ。スター・ウォーズ原作のゲームという枠を超えた新たな体験ができるのが魅力的といえる。
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