ゼンハイザーは、ノイズキャンセル(以下ノイキャン)を搭載する「PXC 550-II」を11月7日に発売する。価格は税別4万2000円。
総務省統計局の社会生活の基本調査によると、東京都の一日の平均通勤時間は94分で、株式会社オンラインスクールの「通勤電車の過ごし方」に関する実施調査では、1位がニュースの確認、2位が音楽または読書、3位が仕事の情報を探ることだという。
そこで同社はその1時間半の質を向上させるために、ノイキャンを重視したとのこと。PXC 550-IIは、優れたノイキャンにより通勤、出張、通話時に活躍、楽曲を楽しんだり、クリアーな音声で通話を可能にする。
同社が9月に発売した「MOMENTUM Wireless」は音楽を高音質で楽しむことに特化していたが、本製品も幅広い周波数特性を実現する32mmドライバーを採用し、同社ならではの高音質の楽曲が楽しめる一方で、ノイキャンを重視したビジネスマン向けとのこと。従来機のPXC 550と音づくりは変わらないが、対応コーデックにAACを追加している。
同社が考えるノイキャンは、強ければよいではなく、自然なノイキャンを意識した調整をしている。そうした、同社独自の「アクティブノイズキャンセル」機能に加え、周囲のノイズレベルを自動認識して、キャンセル量を調整する「アダプティブノイズキャンセル」機能を搭載。
たとえば、駅の構内のような騒々しい場所ではキャンセル量を強くし、静かな部屋では弱めるとのこと。
また、本機は高性能なマイクを3つ備えているため、そのマイクにより音の焦点を捉え、クリアーな通話が可能とする。それにより、SiriやGoogle アシスタントなどのボイスアシスタントも快適に行なえるそうだ。
そのうえ、イヤーカップの外側がタッチパネルになっており、操作はタッチで行なえる。スマホをポケットなどから取り出すことなくワンタッチで電話に出たり、ツータッチで外音を取り込み、ヘッドホンを外すことなく会話が可能。音量操作や早送りも指先ひとつで行なえる。
加えて、本機はダブルヒンジの構造により、折りたたんで付属のケースに入れられるため、鞄の中に入れて持ち運びやすい。
加えて、MOMENTUM Wirelessでも利用できたヘッドホンを着脱すると、音楽が自動で止まり、また装着すると止まったところから再生が始まる「スマートポーズ」機能も利用できる。
もちろん、有線接続で使用できるため、3.5mmアナログケーブルを付属。さらに、航空機用アダプターも同梱する。
重量は232g。約3時間の充電で、Bluetooth+ノイキャンで20時間、有線+ノイキャンで30時間利用できるとしている。
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