軽めの「Beat Saber」ではどのGPUでも余裕
まずは世界的に人気のリズムゲーム「Beat Saber」から始めよう。設定類はデフォルトとし、シングルプレイの“Beat Saver”をハードモードで完走した時のフレームタイムをキャプチャーした。Mod類は導入しない、素の状態のパフォーマンスを見る。
前述のアプリケーション解像度については、各GPUとも50%と100%設定時の2通りとし、唯一推奨値が150%となっていたRTX 2080Tiについては、150%設定でも検証を行なった。
©BEAT GAMES
●アプリケーション解像度50%の場合
3DMarkのスコアーとGPUフレームタイムは必ずしも一致しないことがよくわかる。VIVE Pro環境における検証時とはドライバーのバージョンも違うため単純比較はできないが、解像度が上がっているぶん、若干フレームタイムも長くなっている傾向が掴めた。
ただ、どのビデオカードでもGPUフレームタイムは11msの時間猶予に対し十分な余裕をもっているため、どのビデオカードでも快適にプレイできることは言うまでもない。
●アプリケーション解像度100%の場合
アプリケーション解像度50%では飛んでくるノーツの輪郭がボヤけている印象だが、100%にするとしっかりと描画され、違和感なく映像を観ることができる。今回チョイスしたビデオカードなら、どの組み合わせであっても快適にプレイできることが示された。
●アプリケーション解像度150%の場合
下のグラフは、SteamVRの「設定」ウインドウの左下に表示されるGPUフレームタイムの目視でチェックし、同じ条件における安定値を比較したものだ。VIVE Cosmos+Beat Saverにおけるパフォーマンスの余裕具合を比較してみた。
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