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第12回横浜ベンチャーピッチ

5G普及で導入が進む「VR会議室」で働き方改革

2019年10月23日 06時00分更新

イオン風の放出で空間を除菌消臭「エアーサクセス」

 株式会社片野工業は、代表取締役の片野 明夫氏が1990年に設立した海上コンテナ会社だ。過去にコンテナを活用してエビの陸上養殖を手掛け、海水の除菌と消臭に成功。これをもとに開発されたのが除菌消臭技術「エアーサクセス」だ。

イオン風を発生し、空間の有機物と臭気源を直接浄化する

 一般の空気清浄機は、吸い込んだ空気をフィルターで浄化するのに対し、エアーサクセスは、イオン風を放出し、空間の有機物と臭気源を直接分解、除菌消臭する。この技術は、国内特許6件、海外特許を14ヵ国で取得済み。これまで、医療機器メーカーのテルモにOEM供給した「エアーサクセス プロ」は4万台を出荷し、約4千の病院施設に導入されている。

テルモ、マクセル、シップヘルスケアにOEM供給し、国内外で販売

 さらに、家庭向けに手のひらサイズの除菌消臭器「エアーサクセスS」をクラウドファンディング「Makuake」で販売し、486万8100円を達成。

マグネット式で冷蔵庫などに取り付けが可能。ファンなしの静穏設計でリビングや寝室など場所を選ばずに使える

 このほか、携帯型の「エアーサクセスポケット」、車載向けの「エアーサクセスソーラー」など用途に合わせた製品をラインアップしており、ウェブサイトから購入可能だ。

共有と決定を加速するVR会議システム

VRワイパオ・ジャパン株式会社 代表取締役 樽谷 隆氏は、VR会議システム「XCOL」(エックスコール)を紹介

 働き方改革ではリモートワークの導入が推進されているが、一般的なビデオ会議システムは、場所や時間が限定され、会議中はPCの前から動けず、ほかの作業ができないのが弱点だ。

 VRワイパオ・ジャパン株式会社の「XCOL」は、バーチャルの会議室にPCまたはVRヘッドセットで入ることで、室内を動きながら、プレゼンや動画、ホワイトボードを使った会議ができる。製品を3D CADなどで出力すれば、VR空間で仕様の確認や取り扱いの説明なども可能だ。ユーザーはアバターとして入室するので、服装や場所を気にせず、いつでも使える。

現在10部屋を設置しており、1室40名まで、24時間365日予約可能

 マルチデバイスに対応し、ヘッドセットは、VIVE Focus、Oculus、Windows MR、Windows、Android端末から入室できる。現在は、中国を中心に欧米の企業にも提供しており、国内では東京理科大学が導入している。数年後には5Gの普及が見込まれ、VR会議室の導入はさらに進むと予想される。今後は、熱や触感がわかるセンサーや音声認識などの機能も追加していく予定だ。

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