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『TECHNO-FRONTIER×IoT H/W BIZ DAY』コラボゾーン出展募集説明会/講演会レポート

「いまはベンチャーが大手を選択する時代」超先端分野で東芝がNextremerと組んだ理由

2019年10月11日 11時30分更新

 8月26日、ものづくりとテクノロジーにかかわる最先端ビジネスカンファレンスイベント「IoT H/W BIZ DAY 2019 by ASCII STARTUP」が開催された。今回は展示に加えて開催されたカンファレンスセッション「“技術”オープンイノベーション最前線 ~ものづくりの世界を変えるIoT・AI~ 『TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)×IoT H/W BIZ DAY』コラボゾーン出展募集説明会/講演会」の様子を紹介する。

 セッションでは、2020年4月に開催されるイベント・テクノフロンティアに関する紹介と、オープンイノベーションを進めている東芝デジタルソリューションズ×Nextremerの取り組み事例について語られた。

 モデレーターはアスキースタートアップの北島幹雄が務め、Nextremer 代表取締役の向井永浩氏、東芝デジタルソリューションズの綿引賢氏と岩崎元一氏が登壇した。

2020年4月のTECHNO-FRONTIERにIoT H/W BIZ DAYのコラボエリアがお目見えする

 アスキースタートアップは、スタートアップと大手企業によるオープンイノベーション領域を継続して追いかけている。数年前であれば事例も少なく、詳しいことは聞き出せなかったり、実証実験で終わってしまうのみという取り組みも多かったが、最近は成果につながるものが増えてきた。「TECHNO-FRONTIER」(テクノフロンティア)という技術に関するイベントで、IoT H/W BIZ DAYがコラボを実施することになったのも背景にはオープンイノベーションの流れがある。

 そもそもTECHNO-FRONTIERは、「モータ技術展」「電源システム展」「センシング技術展」ほか合計10の展示会で構成されるエレクトロニクスやメカトロニクスに焦点を当てた500社1000の展示ブースに、3万2000人規模の来場者が訪れる大型の専門展示会だ。次回TECHNO-FRONTIER 2020は、2020年4月8日~10日に幕張メッセで開催される。(2019年11月29日出展申込締切日)。そのほか、“つながる工場推進展”をはじめとした「INDUSTRY-FRONTIER(インダストリーフロンティア)2020」、タクシーやバス、駅や空港内の設備やサービスに焦点をあてた「交通インフラWEEK」も同時に開催される。

 次回のTECHNO-FRONTIERでは、ASCIIとのコラボエリアとして、従来のエレクトロニクスやメカトロニクスに加えて、ロボティクスや素材、IoT、AI、センサー、スマートシティ、5G、航空宇宙、MaaS、シェアリングエコノミーなど、幅広い分野のテクノロジー企業の出展を募集している。

 「なぜ、既存の出展社がTECHNO-FRONTIERに出るのかというと、来場者数に対する技術者の割合がとても高いうえ、各種産業を対象にしたPRが可能であるためです。特に、研究開発や設計、生産、製造まわりの方が半数を占めています。マーケティングや事業部担当が多い一般的な展示会イベントと比べると、すぐビジネスになりにくい。ですが、B2Bにおける開発の根本に技術として採用されると、長期的なお付き合いができる有意義なイベントになっています。技術関連の専門家を集めるシンポジウムを多数開催しており、そこでのコラボについても期待がもてます」(北島)

モデレーターを務めるアスキースタートアップの北島幹雄

TECHNO-FRONTIER 2020は来年4月8日~10日に開催される

来場者の55%強がものづくりエンジニアという比率

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