電池持ちは良好だが、パフォーマンスはほどほど
LG style2は、3900mAhのバッテリーを搭載していることもセールスポイント。ドコモのミドルレンジのバッテリー容量は2700~3000mAhが中心なので、群を抜いて大容量と言っていいでしょう。ドコモのスペックでは、平均的な使い方での「電池持ち時間」が「約135時間」と記載されています。つまり、フル充電で5日以上使い続けられるとのこと。
移動中にゲームをしたり、動画を見たりすることがある筆者でも1日でバッテリーが半分以下になることはなく、2日は余裕で持つ印象でした。よほどのヘビーユーザーでない限りは、モバイルバッテリーを持ち歩く必要はなさそうです。
プロセッサーはSnapdragon 450(1.8GHz オクタコア)で、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GBという構成。「パフォーマンスにはさほど期待できないが、普段使いには困らないだろう」というスペックです。筆者が実際に使った印象も、まさにその通りで、動作は軽快とは言い切れず、可もなく不可もなくという印象。
筆者は普段、Snapdragon 800番台のハイエンドモデルを使っていることもあり、LG style2を使い始めた当初は、反応がやや遅いと感じたのが本音。しかし、それから数日間、このLG style2をメイン端末として使ってみましたが、その間にストレスを感じることはありませんでした。通話やSNS、ウェブをメインに使う人であれば不満を感じることはないでしょうし、「YouTube」や「Netflix」などの動画を楽しむにも支障がないと思います。
最大のアドバンテージはコスパ
LG style2は、ワンセグ、防水・防塵、おサイフケータイにも対応しているモデルです。指紋センサーも搭載しています。ハイレゾの再生にも対応しています。多くのスマホに搭載されいて、LG style2にない機能は、顔認証とワイヤレス充電くらいではないかと思います。
独自機能で便利そうに思えたのが「Qメモ+」。手書きのメモを書くこともでき、画面が大きいので指でも無理なく入力できました。スクリーンショットを撮って、そこに文字やイラストを描ける機能も重宝しそうです。
今年の夏は、Galaxy S10やXperia 1、HUAWEI P30 Proなど、主要メーカーのハイエンドモデルに注目が集まり、エントリーからミドルレンジのモデルはさほど目立っていない印象でした。しかし、3万円台で“ほぼ全部入り”と呼べる仕様でデュアルカメラを搭載し、大容量バッテリーを搭載しているというのは、実にすごいこと。型落ちモデルではなく、ドコモの最新端末ですから。コスパを重視する人は、忘れずに選択肢に加えてほしい端末です。
ドコモ「LG Style 2 L-01L」の主なスペック | |
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メーカー | LGエレクトロニクス |
取り扱い | ドコモ |
ディスプレー | 6型液晶 |
画面解像度 | 1080×2160ドット |
サイズ | 約158×76×8.5mm(最厚部:約9.1mm) |
重量 | 約182g |
CPU | Snapdragon 450 1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 9 |
最大通信速度(下り/上り) | 262.5Mbps/50Mbps |
VoLTE | ○(HD+) |
カメラ画素数 | リア:約1620万画素(F2.2) +約1310万画素(F1.9) /イン:約810万画素(F1.9) |
バッテリー容量 | 3900mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ○/× |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | ○(指紋) |
USB端子 | Type-C |
Qi | × |
カラバリ | ブラック、ゴールド |
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