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バッテリー駆動時間は公称11.5時間!

14型液晶で薄さ9.95mm&軽さ890gのモバイルPC、新型「Swift 7」を先行レビュー

2019年08月05日 11時00分更新

NVMe SSDは順次読み出し速度で毎秒1600MB超

 それでは、SF714-52Tの性能をチェックしておこう。システムの総合性能を推し量れる「PCMark 10」(Version 2.0.2115)では、SF714-52Tの総合スコアーは「2597」とこのクラスの製品としては良好な結果を示した。

 特に、アプリケーションの起動やウェブブラウジングといった基本性能を示すEssentialsのスコアーが「6192」と秀でており、次いでOfficeアプリケーションの指標となるProductivityのスコアーが「4715」と高く、仕事マシンとして十分期待できるパフォーマンスだ。

PCMark 10の実行結果。

 続いてPCMark 10実行時の消費電力をワットチェッカー「Watts up?PRO」で計測してみたところ、39Wだった。付属するACアダプターの最大供給出力は45Wなので、十分その範囲内だったというわけだ。また、同社によるとSF714-52Tが搭載するバッテリーの公称持続時間は11時間30分とのこと。この消費電力の低さであれば、そのバッテリーの持ちも十分頷ける。外出先でバッテリーを気にすることなく長時間利用できる点は、SF714-52Tの大きなアドバンテージであると言える。

 ストレージ性能もチェックしておきたい。「CrystalDiskMark」(Version 6.0.2)を実行した結果を示すが、どの数値も非常に高いものとなった。さすがNVMe SSDを搭載するだけあって、読み出しと書き込みの結果はともに優秀だ。使いたい時にすぐアプリが起動する点は生産性の向上にひと役も二役も買うだろう。

CrystalDiskMarkの実行結果。

まとめ:価格次第では超薄型軽量モバイルノートPCの決定版になる

 今回レビューに用いた実機ではMicrosoft Officeがプリインストールされていた。標準で用意されている点はビジネスパーソンにとっては大きなポイントだろう。互換アプリケーションでは操作性や細かな仕様が異なるため、Microsoft Officeで作成したファイルを閲覧したり、修正したりする際に、都合が悪い時もあるからだ。ただし、Office搭載モデルとなると価格はやや高めになりがちではある。価格次第ではモバイルノートPC市場を牽引するモデルになりえると思うのだが、果たして……。

レビュー実機にはMicrosoft Officeが付属。WordやExcelといったおなじみのOfficeアプリがプリインストールされていた。

 なにより、電車の中や喫茶店などちょっとした空き時間に手早く作業を行ないたいと考えるユーザーにとっては、この絶大な軽さと薄さは代えがたいものがあるのではなかろうか。いつでもどこでもサクッとカバンから取り出してササっと作業できるので、生産性の高い相棒として末永く愛用できる1台となるのは間違いない。国内発売が待ち遠しい。

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