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RTX 2060 SUPERはRTX 2070相当、RTX 2070 SUPERはNVLink対応

GeForce RTX 20 SUPERの性能を検証、次期Radeon対抗の実力

2019年07月02日 23時58分更新

DXR+DLSS環境でも傾向はほぼ同じ

 続いては同じシューター系でも超絶に重い「Metro Exodus」で試してみる。ゲームに同梱されているベンチマークアプリを利用し、画質“Extreme”で計測。また、DXRとDLSSを効かせたパターンでも測った。どちらもHairWorksや上級物理演算は有効にしている。

「Metro Exodus」DX12、1920×1080ドット時のフレームレート。

「Metro Exodus」DX12、2560×1440ドット時のフレームレート。

「Metro Exodus」DX12、3840×2160ドット時のフレームレート。

「Metro Exodus」DXR、1920×1080ドット時のフレームレート。DLSSは設定上では有効にしているが、実際には効いていないと推察される。

「Metro Exodus」DXR+DLSS、2560×1440ドット時のフレームレート。

「Metro Exodus」DXR+DLSS、3840×2160ドット時のフレームレート。

 元々描画負荷がやたら重いゲームだけに、DXR無効の状態でもExtreme設定では平均60fps到達が厳しいゲームだ。そして、DXRを有効にするとさらに輪をかけて重くなる。GI(Global Illumination)にレイトレーシングを使うため、計算量がとにかく多いのだ。

 とはいえフレームレートの全体傾向はこれまでの結果と同じ。唯一の例外と言えるのは、DXR有効&4K設定時にRTX 2060 SUPER FEが激しく落ち込んでいる部分で、それ以外のデータの傾向とは大きく外れている。CUDAコア数差だけでは説明のつかない部分であるため、ドライバーの熟成度不足も考えられる。

 DXRつながりで「Battlefield V」も試してみたい。画質は“最高”を利用し、ビネットなどの特殊効果はすべてオン(開発元の情報によればDXR使用時はオフが推奨だが……)とした。シングルプレイヤー用キャンペーン「ティライユール」2番めのステージ“平等”における一定のコース移動時のフレームレートを「OCAT」で測定した。

「Battlefield V」DX12、1920×1080ドット時のフレームレート。

「Battlefield V」DX12、2560×1440ドット時のフレームレート。

「Battlefield V」DX12、3840×2160ドット時のフレームレート。

「Battlefield V」DXR、1920×1080ドット時のフレームレート。DLSSは設定上ではオンになっているが実際効いているかは不明。

「Battlefield V」DXR+DLSS、2560×1440ドット時のフレームレート。

「Battlefield V」DXR+DLSS、3840×2160ドット時のフレームレート。

 BFVでも全体傾向は変わらない。DXR+4K時だとさすがにRTX 2060 SUPERとRTX 2070の差はしっかり見えてくるが、フルHDとWQHDにおいてはほぼ同じような性能であることが再確認できた。

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