イトーキなど6社は5月23日、第5世代移動通信方式(5G)による通信網が実現した際に「働き方やオフィスがどう変化するか」を検証するスマートオフィスの実証試験を実施したと発表した。
Wireless City Planning、ソフトバンク、国立研究開発法人情報通信研究機構、シャープ、東広島市役所と共同による実証実験で、MRを活用した臨場感のある会議システムの環境を構築。東広島市役所内の会議で試験使用して課題を抽出するというもの。
会議室と遠隔地を高速通信接続し、3D映像(センサーで取得した点群データからの立体投影)による会議を実施。検証の結果、ヘッドマウントディスプレーを装着した人は、「あたかも遠隔地の相手がその場にいるかのような感覚で会議に参加できるようになった」とのこと。イトーキでは、「5G間の通信網が整備された場合、より高精細な映像を滑らかに表示することが可能になり、遠隔地の参加者の存在感を上げ、さらに密度の高い議論を後押しすることができるようになる」とコメントしている。
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