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被災者の体験からシナリオ作成

VRで土砂災害を体験、理系が自治体・大学と共同開発

2019年05月31日 13時00分更新

 理経は5月24日、VRを活用した土砂災害体験・訓練用コンテンツ「避難体験VR『土砂災害』~平成30年7月西日本豪雨災害から学ぶ~」の提供を開始した。本製品は東広島市消防局、および広島大学との共同開発によるもの。

 「西日本豪雨の土砂災害発生前から災害発生に至るまでの気象状況、および住宅付近の状況」をVRで再現。災害を疑似体験することで避難のタイミングなどについて体験や学習できる。体験者はVRヘッドセットを装着して360度の映像を体験しながら、覗き込む、しゃがむといった動作も可能となっている。

 コンテンツ制作にあたっては、東広島市消防局や広島大学防災・減災研究センターによる土砂災害現場の調査や、被災された方々を取材した話に基づいてシナリオが作成されている。

 理経では火災避難訓練のVRコンテンツなど、防災に関連した取り組みを行なっている。現在は「山間の地区を対象とした土砂災害以外にゲリラ豪雨などによる河川氾濫を疑似体験できるVRコンテンツの開発も進めている」とのこと。

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