週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「たっぷり苺みるくくりぃむ生どら焼」が、分厚い:

セブンのどら焼きがおかしいと思う

2019年04月17日 10時00分更新

手で持って食べるにはむずかしい
いちごミルクのクリームはよくできてます

手に持つとなんかおかしい気がする

 どら焼きとして普通に食べようとすると、その極端な形状ゆえに、若干の問題が発生します。

 まず、わかりやすいところでは、かぶりつくには大きすぎる。まあ……がんばれば、できなくもないですけれど、口の周りをよごさずに食べるのはちょっときびしいです。

かぶりつくにはちょっと大きすぎる

 クリーム部分の厚さがもたらす弊害もあります。崩れやすいのです。ぎゅっと掴むように持つと、クリームが押し出されてはみ出るような感じになり、結果、崩壊します。手がよごれてしまいますね。ちいさなお子さまなどに食べさせるときは、とくに気をつけたほうがよいのではないかと。

 解決法としては、スプーンで食べる手がある。さいわいなことに、生地はやわらかいので、スプーンをつかっても食べやすいとはいえます。ただ、こうなると、なんでどら焼きを食べているんだろう、という疑問は出てくる。「ケーキでよいのではないか」という声が、頭の中で小さく響きます。

手をよごしたくないなら、スプーンを使うべきでしょうが……

 見た目の話ばかりしてきましたが、味はよいです。いちごの酸味とミルクのコクで、小さいながらも食べごたえがあります。どら焼きの生地に特筆すべき点はありませんが、クリーム部分が多いので、結果的にふわふわとした食感を楽しめるようになっています。

 食べ進めると、むしろ、逆に生地が少ないような気がしてくる。遠近法を使った錯覚にも似た、なにかしらのトリックのような雰囲気さえあります。ともかく、ビジュアルとしてはちょっと変わっていますが、どら焼きとしての完成度はたしかなものです。

 でも、「おかしいな」という思いは消えません。いや、自分がそう感じているだけで、この(クリーム部分が)たっぷりサイズのどら焼きって、受け入れられているのか。見つけたときから食べ終えるまで、違和感はずっと消えなかったのですが、どうでしょう。世間が、この“どら焼き”をどう受け止めているのか、ちょっと気になりました。


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。

人気の記事:
「松屋『ごろごろ煮込みチキンカレー』との長いお別れ」「名門ECMついにストリーミングに! 必聴アルバム25選」「デザインも機能もさりげない ハイブリッドスマートウォッチに惚れた」

■関連サイト



■「アスキーグルメ」やってます

 アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事