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45度の坂も登れるドヤ顔すぎる「デリカD:5」はミニバンを超えたミニバンだ!

2019年04月13日 15時00分更新

タイヤはなんとSUV用を装備!

 サイドから見ると、従来モデルと比べてフロントバンパー下側の傾斜角、いわゆるアプローチアングルは現行型の24度から21度にダウンして、パッと見た感じは普通のミニバンだ。とはいえ、他のミニバンと比べたら、アプローチアングルはかなりつけられている。それより気になるのはタイヤ。なんとミニバン用ではなくSUV用が装備されている。

アーバンギア(左)とノーマル(右)のサイドビュー

横浜ゴムのSUV用タイヤを装着

 最低地上高の高さと相まってパジェロに代表される「悪路に強い三菱自動車」という雰囲気をデリカD:5から感じる。モダンなイメージのアーバンギアでさえ、この雰囲気を醸し出しているのだから、標準仕様はさらに良い意味での「無骨さ」がにじみ出ている。色合いの問題もあるが、ここまで個性的な車は久しく見てなかったなぁと素直に関心した。

3列目を倒した状態

 大型のリアゲートを開けると荷室が現れる。もちろん容積は十分で、家族旅行でも難なくこなせる。これはアーバンギアも標準モデルも同じだ。リアゲートはかなり重たく感じるのだが、ボタンを押せばキチンと閉まる。

標準仕様の室内

アーバンギアの室内。クロスステッチの革製シートが高級感を漂わせる

 室内は質実剛健さを感じさせる標準モデルに対して、アーバンギアは上質さを際立たせているように思えた。どちらもフロントパネルは水平基調の広がりがあるデザインで、他の三菱車でも取り入れている流れに沿うものだ。また三菱車というと、内装のプラスチック感が強い印象だったが、デリカD:5はそのようなことはなく、どこを触っても柔らか。この質感の大幅改善は素晴らしい。

 ASCII読者的には、100Vの電源インレットプラグが備われているところは見逃せないポイントと言えそう。ミニバンで100Vが取れるのはそう多くなく、スマホはもちろん、ノートPCの充電ができるのはうれしい限りだ。

標準仕様の室内

シフトレバーに左側に大型のノブがある

アーバンギアのドライバーズシート

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