食感も味も圧がすごい、ガツンとくる食べごたえ
半信半疑で口に入れてみると、わかります。やっぱり麺が太いです。ぐにぐにとした食感で、歯を、舌を、口の中を圧迫する感じ。「カップ焼きそば史上最太」ではなく、「スーパーカップ焼そば史上最太」なので、これよりも太い麺も探せばあるのかもしれません。とはいえ、平均から考えればかなり太く、歯ごたえがある部類なのは間違いないでしょう。
味としてはもちろん違うのですけれど、麺の太さと食感でもってインパクトを与えるところは、「ラーメン二郎」に通じるものがあります。ただ、あちらはニンニクはもちろんのこと、「カネシ醤油」で作られるカエシ(スープで割る前のタレ)の味もすごいですよね? つまり、麺を太くしたならば、それに負けない味の濃さも必要となります。
そこで、先ほど紹介したソースです。これがまさしくエースコックのソースというか、とにかく味が立っている。ガツンとくる塩辛さに特徴あり。ふりかけも100種類のスパイスが入っているとうたってはいるものの、複雑でスパイシーな味わいというよりは、濃さ、辛さ(激辛というほどではありません)の鋭さが特徴的です。舌にピリッとくる感じ。
よって、ぐにぐにした麺の太い食感と、キレのあるソース&ふりかけの味で、口の中に入れると「オラオラ、麺が太いぞ、味が濃いぞ! 文句あるか、エースコックだぞ!」という風情で、圧がすごい。
さすがに味がちょっと濃いかなとは思うものの、そのあたりは好き好きでしょう。飲み物がほしくなる、あるいはおにぎりなどが食べたくなる濃さである、とはいえます。マヨネーズなどをちょっと入れてみると、好きな人にはたまらないテイストになると思いますね。
量が格別に多いわけではないのに、とにかくガツンとくる食べごたえなのは、麺の太さによる強烈な食感と、ソースとふりかけの濃い味付けによるものでしょう。エースコックらしいダイナミックな圧がすごいカップ焼きそばです。さっぱりした味が好きな人には勧めづらいですが、そういう人がこれを選ぶとも考えにくい。カップ焼きそばにはジャンクなインパクトがほしい、という人ならぜひ!
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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