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14.0型狭額縁で1㎏以下の構成も選べる「VAIO SX14」のビジネス版

新VAIO Pro PKは「働き方改革」の救世主、USB充電や4K表示にも対応

2019年01月28日 13時00分更新

 もちろん従来のマシン同様、ビジネスに求められる高いセキュリティーも用意されている。セキュリティーロック・スロットの装備やセキュリティーチップ(TPM)、暗号化機能付きSSDの選択が可能。さらに、2月よりOSにWindows 10 IoT Enterprise 2019 LTSCが選択できるようになり、シンクライアント化の対応も可能だ。

 また、モバイルワークのためのソリューションも充実させてきており、リモートワイプやリモートロック、位置情報の確認ができる「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」や、LTE over IP技術を活用したリモートアクセス「VAIO Secure SIM」といったVAIOならではのセキュリティー対策が用意されている。前者は、盗難や紛失時に情報漏えいを防ぐ手段として、遠隔からBIOSのワイプ機能を利用してストレージ内容を瞬時に削除できる。後者は、通信による情報漏えいを防ぐ手段として、意識することなく常に高いセキュリティほ確保した通信を低コストで実現する。

↑「VAIO Secure SIM」は、VPNのように接続その都度開始する必要なく、LTE回線の閉域網のように安全性が高く、しかも低コストで実現するソリューション

 さらに、DDSの多要素認証基盤「EVE MA」において、VAIOの内蔵指紋センサーによる指紋認証や内蔵カメラによる顔認証が利用できるプラグインを用意。追加デバイスなしに「EVE MA」が利用できる。これによりWindows Helloとは異なるサーバー認証を実現したことで、ユーザーの一元管理が可能となり、1度登録すれば異なるマシンからでも認証が利用できるので、なりすましのリスクを低減する。

↑DDSの「EVE MA」は、生体認証やーICカード認証などを拡張性の高いプラグインアーキテクチャを提供。今回VAIOの指紋認証や顔認証のプラグインを用意した

 Windows 7のサポート終了まで1年を切ったいま、デスクトップマシンからの切り替えとして、性能的にもこれからモバイルワークが主流となることを考えも、最適なモデルと言えよう。もちろんメイド・イン・ジャパンの安曇野Finishなので、信頼性も確保されており、導入から運用、保守、リプレースといったPCライフサイクルを支えるサービスを提供する。VAIO Zの後継と称しても遜色ない仕様に、いよいよ本命が登場したと考えて良さそうだ。

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