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「Predator Helios 500」と「Acer Nitro 5」でフレームレートを計測

Fallout 76はゲーミングノートPCで快適か、ハイエンド/リーズナブルな2台でチェック

2018年12月28日 16時00分更新

Helios 500はさすがの高パフォーマンスを発揮
Nitro 5も設定次第で快適なプレーが可能

144Hzディスプレーを搭載し、ハイスペックな構成のPredator Helios 500

リーズナブルな価格で購入できるNitro 5

 今回テストするHelios 500とNitro 5だが、すでに別記事で細かく紹介しているので(関連記事)(関連記事)ここでは簡単な紹介となるが、Helios 500は17.3型のハイエンドゲーミング向けノートパソコンだ。CPUには6コア/12スレッドタイプのCore i9-8950HKを搭載。GPUにはGeForce GTX 1070を採用し、リフレッシュレート144HzやNVIDIAのディスプレー同期技術の「G-Sync」に対応している。

 続いてNitro 5は、CPUに4コア/8スレッドタイプのCore i5-8300Hを、GPUにGeForce GTX 1050 Tiを搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンである。Helios 500よりコンパクトで、ミドルレンジ向けという位置づけである。

 それではFallout 76のテストに移ろう。今回は、製薬会社の「アークトス・ファーマ」付近の林の中を走り、1分間の平均フレームレートと最小フレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得するというテスト方法を採用した。ただし、Fallout 76は初期設定では垂直同期が有効になっているため、それを無効にするため、設定ファイル「Fallout76Prefs.ini」の一部を書き換える必要がある点は注意してほしい。なお、テスト解像度は2製品とも1920×1080ドットと1600×900ドットの2つを選択し、グラフィックスオプションはHelios 500が「ULTRA」と「HIGH」、Nitro 5がその2つに加えて「MEDIUM」に設定した状態でテストを行なっている。

C\ユーザー\(ユーザー名)\ドキュメント\My Games\Fallout4\Fallout4Prefs.iniに記述されている「iPresentinterval=1」の値を、「0」に変更すれば垂直同期が無効となる

テスト中の1シーン。林の中を駆け抜ける際のフレームレートを取得した

 では順にテスト結果をみていこう。まずは、Helios 500から。Helios 500はULTRA設定の1920×1080ドットで、最小フレームレートが60fpsを大きく上回った。Fallout 76を実際にプレーしてみると、最小フレームレートは40fpsあれば快適に遊べるので、Helios 500におけるFallou 76のプレーは、なにも問題ないことは一目瞭然だ。HIGH設定に変更すると、1920×1080ドットで最小フレームレートが100fpsに迫っている点はまさに立派の一言だ。

 一方、Nitro 5はさすがにHelios 500ほどのパフォーマンスは発揮できていない。前述のように快適にプレーできるレベルを、最小フレームレートが40fps以上と置くと、Nitro 5は1920×1080ドットのMEDIUM設定で満たしている。画質にこだわりたいのであれば、解像度を1600×900ドットに落としてULTRA設定を選択するというのも一つの手だろう。いずれにしても、設定を変更すればNitro 5でもFallout 76を快適にプレーできるのは疑いの余地はないはずだ。

最高設定で快適なプレイを実現するHelios 500
価格と可搬性が魅力的なNitro 5

 以上のテスト結果からも明らかなとおり、Heliso 500はハイエンドマシンのため、Fallout 76でもかなり高いパフォーマンスを発揮している。Helios 500の価格は40万~43万円と決して安いとはいえないが、それだけに期待通りのポテンシャルを備えており、まさに“死角なし”といってしまってよいだろう。

 一方でNitro 5は、Fallout 76を快適にプレーするためには設定変更が必要となる。しかし、価格が13万~14万円とかなりリーズナブルなうえ、Helios 500と比べて気軽に持ち運べる点はかなり魅力的だ。Fallout 76のようなオンラインマルチプレイゲームのコアユーザーは、毎日のログインは欠かしたくはないはず。外出先でもFallout 76がプレーできるNitro 5は、そういったニーズにマッチしたノートパソコンであるといえる。

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