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レイトレーシング処理における見た目と性能、消費電力の変化が丸わかり!

「Battlefield V」をGeForce RTX 2070/2080/2080 TiでDXR徹底検証

2018年12月22日 07時00分更新

「北極光:狼と犬」でも6割程度になるも全体負荷は軽め

 続いてはDXRを利用した反射が最も多く使われているとNVIDIAが謳う「北極光:狼と犬」ステージでの結果だ。

北極光:狼と犬ステージ、1920×1080ドット時のフレームレート。

北極光:狼と犬ステージ、2560×1440ドット時のフレームレート。

北極光:狼と犬ステージ、3840×2160ドット時のフレームレート。

各解像度における平均フレームレートを、DXRなしの時を100%とした場合に、DXR有効時にどのくらいの性能になるか示したグラフ。

 このステージはレイトレーシングの反射効果がふんだんに使われている反面、雪に覆われているため植生の表現に乏しい。結果、全体的に負荷の軽いテストとなった。ここではどのGPUもDXR無効時の63~67%のフレームレートで踏ん張れている。

 RTX 2080 TiならDXRなしで4Kプレイも十分可能だが、DXRを有効にした場合はWQHDまで落とさないと60fps以上がキープできない。RTX 2070だと平均60fpsはなんとか到達するものの、最低フレームレートは50.58fpsとややカクつきを感じるレベルだ。

「ティライユール:平等」は5割程度まで落ちる

 最後に試すのは「ティライユール:平等」ステージ。枯れ葉が舞い散る森の中を進むステージだが、このステージの負荷はかなり重い。チャプター1パッチで植生表現における処理がだいぶマシになったようだが、実際の性能はどうだろうか?

ティライユール:平等ステージ、1920×1080ドット時のフレームレート。

ティライユール:平等ステージ、2560×1440ドット時のフレームレート。

ティライユール:平等ステージ、3840×2160ドット時のフレームレート。

各解像度における平均フレームレートを、DXRなしの時を100%とした場合に、DXR有効時にどのくらいの性能になるか示したグラフ。

 このステージではRTX 2080 Tiと言えどもWQHDで60fpsをようやくキープできるかできないか、の瀬戸際に立たされている。植生の処理が現時点でもかなり重いことは想像に難くない。DXR有効時の減少率はやや暴れ気味だが、TITAN Vの落ち込み方が激しい点に注目したい。CUDAコアでレイトレーシング処理に相当パワーを取られていると推察できる。

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