第242回
レイトレーシング処理における見た目と性能、消費電力の変化が丸わかり!
「Battlefield V」をGeForce RTX 2070/2080/2080 TiでDXR徹底検証
2018年におけるGPU業界最大のトピックと言えば、リアルタイムレイトレーシングという「CG界の聖杯」に手をかけたNVIDIAの「GeForce RTX 20シリーズ」だろう。8月にドイツで盛大なローンチイベントがあり、そこではレイトレーシング対応ゲームの登場もアナウンスされた。
そのレイトレーシング対応ゲームの第1弾として登場したのが「Battlefield V」(以下、BFV)だ。Origin Accessなどで先行プレイ権を持たない一般ユーザーがプレイを始めた11月15日に配布された「Day 1パッチ」でレイトレーシング(ゲーム内表記ではDXR)が利用できるようになった。
そして12月7日、継続型配信コンテンツである「タイド・オブ・ウォー」の第1弾「チャプター1:序曲」がリリースされ、それに伴いBFVのレイトレーシングにも大きな改善が加えられた。
Day 1パッチ時点におけるレイトレーシング対応は「とりあえず動く」程度のもので、出来はかなり酷いものだったが、チャプター1パッチではBFV側にも大幅な改善が施された。NVIDIAは「レイトレーシングで最大50%のパフォーマンス向上」を達成したと謳っている。
RTX 20シリーズの供給量自体も改善されつつある。特に人気の高いRTX 2080 Tiも徐々に出回りはじめ、11月には下位モデルのRTX 2070も発売。そして、来年にはRTX 2060が投入されると噂されている。
そろそろレイトレーシングを味わってみたいが、現行のRTX 20シリーズでどの程度のパフォーマンスが出るのかわからないので買い控えしている人もいるだろう。そこで今回は、RTX 2070/2080/2080 Tiの3GPUを使用し、BFVにおけるパフォーマンスをチェックしてみたい。
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