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エッジコンピューティングプラットフォームをテストリリース

高度センシング技術活用のIoTシステムを安価に構築「Actcast」α版

2018年12月18日 15時40分更新

 Ideinは12月11日、高度なセンシング技術を利用したIoTシステムを安価に構築・運用できるプラットフォームサービス「Actcast」α版を公開したと発表。

 同社があらかじめ用意してある認識モデルが使えるほか、ユーザーやパートナー企業が独自に開発できるようにするためのSDKも今後提供予定。セキュリティー、店舗マーケティング、デジタルサイネージ、外観検査、在庫管理、インフラ監視などさまざまな分野での利用を想定している。

 画像認識などの処理は、データを取ったデバイス上で実行され、要約されたデータのみをインターネットへと送信。エッジコンピューティング方式により必要な情報を必要な時にのみ送信するため、通信コストやサーバーコストを著しく下げられる。また画像や音声そのものは送信しなくてもいいため、プライバシー情報や機密情報が漏洩するリスクを下げられるとしている。

 なお、今回はテストリリースであり、利用できるアプリケーションや管理できるデバイスの台数などに制限があるが、無料で利用可能。今後、商用利用可能なバージョンのリリースに向けて、機能追加や性能改善を進めていくという。

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