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クアルコム・Snapdragon 8cx搭載ノートPCは2019年に登場

2018年12月07日 18時30分更新

パフォーマンスとバッテリーの持ちを両立

 CPU、GPUなどの詳細なスペックは語られなかったが「私たちはモバイルのプラットフォームでも、パフォーマンスとバッテリー消費の効率性のバランスを重視してきた」(クアルコム・テクノロジーズ シニアディレクター ミゲル・ヌネス氏)というように、過去にPCに採用されてきたSnapdragonと同様、日単位でのバッテリー持ちを実現するポリシーの元で、設計されているという。

CPUやGPUなどの性能は、「X」と書かれたTシャツを着たヌネス氏が解説

パフォーマンスと消費電力のバランスを取る設計思想は、これまでのSnapdragonと変わっていないという

 CPUのKryo 495は、Snapdragon 855に採用されたKryo 485よりも型番にすると10上のものになる。具体的なクロック周波数などは公開されなかったが、展示会場にあるリファレンスデザインの「デバイスの仕様」を確認したところ、2.75GHzであることがわかった。ヌネス氏が「パフォーマンスコアと省電力コアで構成される」と語っていたため、Snapdragon 855と同じbig.LITTLEを採用しているとみられる。

CPUには、オクタコアの「Kryo 495」を採用

リファレンスモデルには、2.75GHzとの記載があった

 よりパフォーマンスを求められるPCのために、システムキャッシュとL3キャッシュも拡大しており、その合計は10MBになる。TDPは7Wだが、パフォーマンスは「競合の15Wと同レベル。7W同士だと2倍パフォーマンスは上で、バッテリー消費も非常に少ない」(同)という。

競合製品との比較。TDPが15Wのものと同性能だが、7Wで比較すると、性能や消費電力で大きく上回ることが強調された

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