PS4 ProにオススメしたいSamsungのSSD「860 EVO」
今回、PS4 Proの換装用ストレージとしてオススメしたいのが、SamsungのSSD「860 EVO」だ。2.5インチSATA 3.0対応モデルは、容量が250GB、500GB、1TB、2TB、4TBとラインアップが豊富で、実売価格は1TBモデルが1万9800円前後とかなりお買い得だ。ゲームのデータ読み書き速度を大幅に改善しつつ、容量も確保できるため、換装用としてはとても魅力的な製品と言える。
Samsungの「860 EVO」は、メインストリーム向けのSSDで、Samsung製の第4世代の64層3D NAND「V-NAND 3bit MLC」を採用している。コストパフォーマンスに優れているだけでなく、信頼性も兼ね備えているのが特徴で、総書き換え容量は1TBモデルで600TBW。5年間の保証期間を十二分に安心して利用できる耐久性を備えている。
コントローラーは「Samsung MJX」を採用し、負荷の高いタスクやマルチタスクでも安定した速度で動作。アクセス性能改善技術である「Intelligent TurboWrite」テクノロジーにより、最大毎秒520MBでの連続書き込みが可能。連続読み出しは毎秒550MBとHDDと比べるとかなり高速だ。
TurboWriteのバッファーサイズは、1TBモデルで6GB確保されており、ディスクアクセスによって動的に増やすことで最大42GB利用でき、性能低下を抑制している。コストパフォーマンスに優れ耐久性も高いこの製品は、読み書きが頻繁に発生しても安心して利用できるわけだ。
ちなみに、「860 EVO」とPS4 Pro標準内蔵HDDをそれぞれPCに接続して「CrystalDiskMark 6.0.1」によるベンチマークテストを行なってみたところ、「860 EVO」はシーケンシャルリードで毎秒560MB超えを記録。公称スペックに違わない結果を残した。これに対し、PS4 Pro内蔵HDDは毎秒120MB程度でその差は圧倒的。ランダムリードやライトの違いも大きいので、読み書きでかなりの差が期待できるはずだ。
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