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バッテリー持続時間が最長9日間から2ヵ月間に延長

狩猟罠とIoTセンサーを連携させた「スマートトラップ」新モデル

2018年10月16日 14時10分更新

 huntechは10月11日、狩猟罠用IoT機器「スマートトラップ」の新モデル「スマートトラップ2」を発売すると発表した。販売開始は11月12日。

 スマートトラップは、ワイヤーを使って足を縛り付ける仕組みの「くくり罠」や獲物が入ると檻を閉じる「箱罠」といった市販の罠と接続することで、捕獲時にモバイル端末へ通知を送るというもの。

 罠の設置者に義務付けられている見回りの頻度を、毎日から週1回~月1回程度にまで削減可能で、猟師の労力を30分の1ほど軽減できるという。同時に、捕獲後すぐに回収できるため、良好な状態で食用肉として流通可能としている。通知メールの送信先は自由に設定できるため、複数人で罠を管理できる。

 またGPSセンサーを搭載しており、捕獲日時や気象情報などとあわせて捕獲場所の位置情報も含めたデータベースを自動で作成可能。従来はベテラン猟師の暗黙知によるところの多かった野生鳥獣の行動特性を見える化し、捕獲効率を高められるという。

 スマートトラップ2は、通信モジュールの仕様変更により、既存モデルと比較してバッテリー持続時間が最長9日間から2ヵ月間に延長。柔軟な罠の配置を可能としており、通信の安定性が向上。罠猟および獣害対策の効率を向上させるとしている。

 サイズはおよそ幅100×奥行き70×高さ170mm、重量はおよそ450g。価格は3万6504円で、システム利用料が月額1058円。

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