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新一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」、約4万5000円で販売予定

2018年10月01日 13時30分更新

 フェイスブック傘下のOculusは、新型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)」を発表した。販売開始予定は2019年の春で、価格は64GBモデルが399ドル(約4万5000円)。

 スマホやPCを必要としない一体型VRデバイス。Oculusが発売した「Oculus Go」とは異なり、6DoF(3軸回転に加えて上下左右前後の移動)のトラッキングができる。Oculus Goは簡易かつ驚異的な低価格を実現するが、ヘッドセットとコントローラーは移動に対応せず回転のみを反映する。本製品は双方とも移動に対応し、より快適かつ幅広いVR体験を提供できる。

 片目につき1600×1440の解像度を装備。「VIVE Pro」や「Samsung Odyssey」と同等でかなり高めと言える。リフレッシュレートは72Hz。レンズの移動を調整するためのIPD調整機能も搭載。スピーカーは内蔵なので、オーディオ機器も不要。ローンチ時には50を超えるソフトウェアが準備される予定としている。

 前面に搭載された4機のカメラを使用し、VRヘッドセット越しに現実空間の様子を見る「MR(複合現実)」機能の搭載も計画中とのこと(製品発売時には実装されないと公式よりアナウンスあり)。デバイスとしての使い道も多岐にわたりそうだ。

 本製品は、コードネーム「Santa Cruz」として発表した。今回初めて製品名や価格、発売時期が明かされた形になる。本製品がVRヘッドセット普及を推し進めることに期待したい。

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