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コスパ抜群! 3万円以下でプライベートシアターが手に入る

手軽に映画没入「Oculus Go」でNetflixやAmazonプライムビデオを観るべき

2018年05月30日 10時00分更新

 5月2日に発売されたVRヘッドセット「Oculus Go」は、オンライン価格2万3800円からと安価で、PCやスマホなしに簡単に使えるとあり、VRファンのみならず、それほどVRに関心がなかった方も気になっているのではないでしょうか。私もそのひとり。仕事柄、VRデバイスはひととおり試用させてもらっているのですが、激しい動きのVRコンテンツには酔ってしまうので、自分で買うことはないな、と思っていたのです。

 しかし、早々に製品を購入したASCII編集部エリコに「Netflixで映画を観るのに便利ですよ!」と勧められ、試してみました。

Oculus Goは、ストレージが32GBと64GBの2タイプ用意されている。容量の目安は公式サイトによると32GBの場合はHD映画3本、ゲーム10本、アプリ20本。64GBの場合はHD映画7本、ゲーム20本、アプリ40本。価格は32GBが、送料や消費税込みで2万3800円、64GBは2万9800円。現在は、公式オンラインサイトのみで販売中

家族やご近所を気にせず、好きなときに映画を満喫したい!

 自宅のテレビはリビングにひとつしかないため、家族がテレビをみていると、自分の好きな動画を大画面でみることができません。子供のいるおうちでは、作品によっては一緒に見づらいこともあるのではないでしょうか。とはいえ、映画をノートPCの小さなディスプレーとヘッドフォンでコソコソとみるのは味気ないですよね。

 大画面に投影できるプロジェクターを使う手もありますが、機器やスピーカーが別途必要です。「Oculus Go」はスマートフォンやPCは不要で単体で動作し、3D音響対応のスピーカー内蔵、充電式なのでどこにでも持ち運べるのが魅力です。

 Oculusにはゲームや動画などを360度コンテンツが、有料・無料含め豊富に用意されています。今回は360度動画ではありませんが、3D音響とともに大画面で映画を楽しむことができるNetflixを中心に、紹介します。

Oculus Go本体とコントローラー。ベルトは頭の大きさに合わせてベルクロでサイズを調整できる。本体はUSB充電式、コントローラーには単三乾電池1本(付属)を入れて使う

3本のゴムベルトで頭をしっかりホールド

 まず気になるのは、装着感と操作性です。映画を1本観るには、重さ470グラムのヘッドセットを2時間程度、装着し続けることになるからです。

 ヘッドセットは、頭の上部と後頭部をゴムベルトで固定します。上側のベルトで支えているので、ゴーグルというよりも帽子をかぶるような感じ。水中めがねのようにぴったり締めつけなくても安定するので、目の周りの圧迫感がありません。目の下側に隙間があるので、蒸れることがなく、装着したままでも足元が少し見えて、(ゆっくり)歩くことができます。

右はメガネを着けたままで使えるメガネスペーサー、そのほか充電用USBケーブル、レンズクロス、説明書が付属

Oculus Go単体で使えるが、最初だけスマホで「Oculusアプリ」で、アカウントやWi-Fiのアクセスポイントなどをセットアップする

Netflixアプリで、ラグジュアリーなシアタールームにイン!

 Oculus Goを装着すると、目の前に360度のVR空間が広がり、メニュー画面が表示されます。さっそく内蔵の「Netflixアプリ」で映画をみることにしました。

 Netflixが起動すると、正面には大画面スクリーンがある、赤いソファーのラグジュアリーな部屋が現れます。

Oculusのホーム画面。コントローラーのタッチパッドでメニューをスクロールできるのが便利

 想像以上の没入感で、ちょっとだけ試すつもりが、うっかり1時間半の映画をまるまる視聴してしまいました。ときどきコントローラーに手が触れて止まったり、ポインターが消えてしまったりすることがありましたが、ホームボタンを押せばポインターの位置を中央に戻せるので、すぐに復帰できました。また、ポインターを使わなくてもコントローラーのタッチパッドでメニューをすいすいスクロールして選べるのが快適です。

 スピーカーは耳の近くに内蔵されており、装着するとしっかりと音が聞こえます。ボリュームをあげても、わずかに音が漏れる程度です。耳をふさがないので、外の音はちゃんと聞こえますし、家族に話しかけられたら反応できます。なお、イヤホン端子があるので、移動中の乗り物などで使う場合は、ヘッドフォンを使うと音漏れが防げます。

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