ごきげんよう、アスキーの酒好きナベコです。仕事の後のビールを飲むために生きている。ところで、ビールはふつうグラスの「上から」注ぐものですよね。当たり前のことを言ってしまってすみません。上からが当然なわけで、下からなんてどうやって……。と思うかもしれませんが、実は「下から」注げるサーバーがありました。
「Bottoms Up(ボトムス アップ)」は米国生まれのビールサーバー(関連サイト)。グラスの底からビールを注げます。注ぐという言葉に引っかかるかもしれませんので言い換えると、グラスの底からビールを充てんできる不思議なマシン。
同様にグラスの底からビールを注げるサーバーは、国内のメーカーだとアサヒビールの「トルネード」があります。いずれにしても、導入している店舗は少数なのでかなり珍しいです。
底から注ぐビアサーバー「ボトムス アップ」を体験してきた
海外のクラフトビールを豊富に取り揃える「クラフトビールタップ グリル&キッチン」では、梅田店でこのBottoms Upを導入しています。さらに、9月13日にオープンする渋谷店にもBottoms Upを採用。記者はオープンに先駆けて内覧会で「底から注ぐビールサーバー」を体験してきました!
クラフトビールタップ グリル&キッチン 渋谷店では、すべてのビールをBottoms Upで注げるかというとそうではなく、当初はドイツのヴァイツェン「フランツィスカーナー ヴァイスビア」(Mサイズ950円)と、チェコのピルスナー「ヨジャック シェンコブニ ペール10」(Mサイズ800円)の2種のみの対応でした。一般的なビールタップもあり、Bottoms Upは選択詞のひとつです。
私が頼んだのはチェコのペール10。
Bottoms Upには専用グラスを使います。グラスの底には穴が開いていて、マグネットで穴を抑えるという構造でした。ターンテーブルのような据え置き型のサーバーの突起部分にグラスを差し込むと、スーッとビールがわきあがりました!
グラスがあっという間にビールで満たされてまるで魔法のようでした。Bottoms Upはビールを素早く注げるのもメリット。
ボトムス アップというグラスの底からビールを充填できるサーバーを体験してきました
ナベコ (@wagomunabe) 2018年9月10日
みるみるビールが上がってくる pic.twitter.com/KeBDABvjA2
ビールは底から注いだため、泡がやや少なめです。泡をしっかり注いだビールが好きな人にとって見た目がちょっとさみしく感じるかもしれませんが、空気に触れないため酸化を防ぎ、キレと強い炭酸が楽しめるとか。確かに飲んでみたところ、強い炭酸の刺激が爽快。豊潤なビールの香りと苦味を楽しめました。チェコのペール10はタップでも提供されているので、今回は試せなかったのですがBottoms Upとタップでどう違うか飲み比べてみるのもおもしろそう。
ちなみに、マグネットで底を抑えていますが、飲んでみても漏れてくることはありませんでしたよ!
グラスの底に穴が開いているのを知らないと、まるで手品。底からビールがわきあがってくるなんてちょっと考えられませんし、あまりのことで目をうたがってしまうかも。私は最初見たとき、ビールがわいてくる魔法のグラスなのかしらー(欲しい!)、と興奮してしまいました。話題性は間違いなし。新しいものが好きな友人と一緒に行ってみてはどうでしょうか。
9月13日オープンのクラフトビールタップ グリル&キッチン 渋谷店ではBottoms Upが体験できるほか、ドイツで毎年9月第3土曜日から開催されるオクトーバーフェストで提供されるビール「ホフブロイ オクトーバーフェストビア 2018」「シュバーテン オクトーバーフェストビア 2018」がいち早く飲めるのも魅力。秋はビールが味わい深い季節です。
【取材した店舗】
「クラフトビールタップ グリル&キッチン 渋谷」
・住所: 東京都渋谷区渋谷三丁目21-3 渋谷ストリーム3階
・グランドオープン:9月13日
・営業時間:11時~23時
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。写真はコスプレです。Facebookやってます!
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