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1型センサー搭載高級コンデジ、パナソニック「TX2」とソニー「RX100M6」はどっちが買い!?

RX100M6のチルト式モニターは撮影の幅を広げる

RX100M6のモニターを開いて地面スレスレからローアングル撮影。こういうアングルを気軽に選べるのはチルト式モニターのよさ。空に薄く雲がかかったのが残念(24mm相当 1/1000秒 F5.6 ISO 125)

RX100M6のモニターを開いて地面スレスレからローアングル撮影。こういうアングルを気軽に選べるのはチルト式モニターのよさ。空に薄く雲がかかったのが残念(24mm相当 1/1000秒 F5.6 ISO 125)

 RX100M6がTX2と大きく違うのはモニターがチルトすること。チルトさせれば普段は撮れないような超ローアングル撮影も可能だ。上に180度回せば自撮りもできる。

猫を撫でながら自撮りモードで左手で撮るの図。こんな撮り方もできる

猫を撫でながら自撮りモードで左手で撮るの図。こんな撮り方もできる

RX100M6の自撮りモードで撮った猫。たまたまカメラ目線をしてくれた。こういうユニークなカットを撮れるのもよさ(24mm相当 1/640秒 F4 ISO 125)

RX100M6の自撮りモードで撮った猫。たまたまカメラ目線をしてくれた。こういうユニークなカットを撮れるのもよさ(24mm相当 1/640秒 F4 ISO 125)

 上方向のみとはいえ、180度チルトすることで撮影の幅が大きく広がるのがわかってもらえるかと思う。

 低いアングルでの撮影や自撮りをするならRX100M6がいい。

バッテリーの持ちはTX2が優秀
ただし、どちらもUSB充電に対応

 何気に使い勝手に影響があるのはバッテリーの持ちだが、これが結構違うのだ。まずバッテリーの大きさからして違う。

左がTX2のバッテリー、右がRX100M6のバッテリー

左がTX2のバッテリー、右がRX100M6のバッテリー

 バッテリーを見ると明らかにTX2の方が大きく、容量もTX2は7.4Whなのに対して、RX100M6は4.5Whだ。

 撮影可能枚数は、公称ではTX2は背面モニター使用時で約370枚、ファインダー使用時で約250枚。RX100M6は背面モニター使用時で約240枚、ファインダー使用時で約220枚。

 今回、連写しまくるなど結構ヘビーに使ったが、RX100M6の方がボディーが厚くなりバッテリーの減りは速かった印象だ。

 うれしいのは、どちらもUSB充電に対応していること。多く撮る人はモバイルバッテリーを持っていきたいところだ。

コストパフォーマンス+望遠のTX2
ギミック+超高速のRX100M6

 こうして比べてみると、望遠距離とバッテリーの持ち以外はRX100M6の方がよさそうに見える。

 ただ、冒頭で述べた通り価格が全然違う。量販店での価格差は4万円以上ある。

 ちなみにTX2の発売は今年3月中旬。RX100M6は6月下旬に発売された機種で、3ヵ月ほどTX2の方が発売が早いが、価格はそれほど下がっている感じではない。

 この差を考えると、望遠重視で高速なAFや連写は欲しいけど、超高速じゃなくてもいいって人はTX2だ。コストパフォーマンスはすごく高い。

 RX100M6の高性能は超魅力的だが、多くの人にとってはオーバースペック。逆にその魅力的な超高速性や、ポップアップ式ファインダーや180度回転するモニターといったギミックに引かれるならRX100M6だ。

 ややお高いけど、ガジェット好きなら満足感を優先していいかもしれない。

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