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AKG、RHA、デノン、パナソニックなどの注目製品

パイオニアが開発中マグネシウム振動板を公開

2018年05月13日 00時00分更新

 4月28日と29日の2日間、東京・中野サンプラザで開催された「春のヘッドフォン祭 2018」。その会場で見つけた新製品をいくつか紹介する。 D&Mはデノンブランドの「AH-D5200」「AH-D1200」を中心とした展示を展開。またB&W P9用の交換ケーブルの試作品も持ち込んでいた。Lightning端子でiPhoneに直結できるもの。発売時期や価格に関しては現時点で未定としている。

 oBravoはハイルドライバーを使用した平面駆動型ヘッドフォンを展示。「Signature」は価格64万円で直径57mmのダイナミック型と40mm角のハイルドライバーを搭載。ほかにも1万ドルクラスの高級イヤフォンも展示していた。高額な製品ばかりだが、ハイルドライバー使用の特徴ある仕様に加え、音の良さもあり、毎回面白い展示を見せる。

 RHAのブースでは、人気の「MA650 Wireless」のカラーバリエーションとして、ホワイトモデルを展示。仕様に関しては従来品と同様だが、ファションアイテムとして新しいチャネルでの販売も増えているそうだ。ホワイトとシルバーの対比が美しく感じる 。

 ハーマンインターナショナル/AKGブランドのブースでは、新開発のヘッドフォンアンプ「K1500」と、Bluetoothイヤフォン「N200 WIRELESS」が参考展示。価格は「K1500」が6万円程度、「N200 WIRELESS」が1万5000円程度になる見込み。K1500の発売時期は未定、「N200 WIRELESS」は5月下旬~6月の発売とのこと。

 K1500は純A級動作ヘッドフォンアンプで、対応インピーダンスは16~600Ωまで。周波数特性は10Hz~20kHzで、SN比は96dB。全高調波歪率は0.002%未満となる。RCAとXLRバランス入力を備える。サイズは、194×135×44mm。重量は1.15kg。

 N200 WIRELESSはネックバンド型で、Bluetooth Ver.4.1に対応。コーデックはaptX、AACで、直径8.6mmのダイナミック型ユニットを搭載する。使用しない際はマグネットでネックレスのようにつなぐことも可能だ。ベンチレーション・システムも備える。

 オンキヨー&パイオニアのブースでは新開発のマグネシウム振動板の動体展示を実施。ハウジングに関してはまだないためSE-MONITOR5のものを流用していた。従来のアルミニウムに対して、剛性が高く軽いため、内部損失や分割振動などの特性に優れる。これらはハイレゾ音源の高域や解像感の改善に必要な要素だ。投入時期などは未定。

 M.I.D. C-audio(宮地楽器)は、米国ADVANCEDブランドの「GT3」(直径10㎜のダイナミック型ドライバー、6月発売予定、2万円台)と、「M5」シリーズを参考展示。M5シリーズは1ダイナミックドライバー(4万円程度)、1ダイナミック+4BA(6万円程度)の機種があり発売は7~8月の予定。また発売未定だが11BAの機種なども存在するという。MMCXでのリケーブルにも対応する。付属するイヤーピースはDEKONIの低反発タイプで、4.9㎜と3㎜のものがあるという。単体販売もし、価格は1600円程度とのことだ。

ADVANCED GT3

 RMEの「ADI-2 DAC」、PCM 768kHz/DSD 11.2MHz 対応のDAコンバーターだ。

 パナソニックはノイズキャンセリング対応のヘッドフォンに注力しており、アピール。「HD600N」は3段階のノイズキャンセルに加え、LDACやaptX HDに対応している。ボールジョイントのような形でハウジングの角度が自由に調整できる。装着性にも配慮している機種だ。

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