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ケーブルなしでVRが超快適になる「TPCAST」の設定方法と使い勝手をレビュー

2018年04月27日 11時00分更新

「TPCAST Wireless Adapter for VIVE」のソフトウェア(TPCAST VIVE v1.1.4 Setup.exe)をインストールします

アプリケーションを起動したら「Start」を押します

「TPCAST Wireless Adapter for VIVE」のハードウェア、ソフトウェアが正常にインストールされていたら「Connection completed!」のメッセージが表示されます。これで準備はすべて完了。「SteamVR」を起動しましょう

有線で接続していた時と同じようにSteamVRが起動し、VIVEヘッドマウントディスプレーが正常に認識されます

レッツプレイ!

 さて実際の使用感ですが、快適の一言です。まず体感できるような遅延はありません。有線ケーブル接続時とまったくそん色ないVR映像を見られます。

 そしてケーブルがなくなったことによる解放感は予想以上。VIVE、Oculus Rift、PlayStation VRを発売初期からプレイしているワタシは、ヘッドマウントディスプレーを装着したままケーブルをさばいたり、またいだりするのはお手のものです。でもまったくケーブルを意識せずにできるVR体験がこれほど快適とは思いませんでした。一度ワイヤレス化したら元の環境には戻せなくなるほどです。

「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」が4月6日に発売されましたが、税抜き9万4000円となかなか高価です。その点今回の「TPCAST Wireless Adapter for VIVE」は3万8800円からと比較的安価。VIVE Proによる高解像度も魅力ですが、VR体験を飛躍的に快適にしたいなら、まずは無線化の方が良いかもしれません。いますぐワイヤレス化できるキットとして非常に魅力的な製品ですね。

 なおワイヤレス化するとVR空間内で動きやすくなりますが、そのぶんアグレッシブにアクションしがちです。天井の照明や周囲の家具、PCディスプレーなどを破壊しないように、改めて周囲を整理、モノの配置を把握してプレイするようにしましょう。

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