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小金井市、コストを軽減しながらタブレット活用で学べる授業を推進

2018年04月11日 18時30分更新

 東京都小金井市教育委員会は4月11日、NTTコミュニケーションズ、凸版印刷、コードタクト、NPO法人eboardと協力して、総務省の「次世代学校ICT環境」の整備に向けた実証に参画したと発表。4月からクラウドや低価格タブレットを活用した授業を開始する。

 この実証は、総務省が推進する「教育クラウド・プラットフォーム」を学校で円滑に活用するための「次世代学校ICT環境」の整理が目的だという。小金井市は「ICTを活用して子供たちの個性と創造力を伸ばす教育を実現し、国際社会に生きる日本人を育成する教育」を推進している。今回は、ICT環境に関する財政負担の軽減や、教職員の運用負担の軽減を目的とした「コスト軽減モデル」に取り組み、効果やノウハウを小金井市の全小中学校に展開するとのこと。

 NTTコミュニケーションズが提供する教育クラウドプラットフォームサービス「まなびポケット」から、3社が提供するデジタル教材を使い、タブレットを活用した授業を実施。各学校に設置する教材配信用サーバーを不要にし、導入コストや外部に委託する運用・保守コストの30%軽減を目指す。

 タブレットなど情報端末を使った授業や学習では、児童生徒が自ら調べて考える内容を実践。従来の「先生から児童生徒への一方通行」の教育スタイルを「児童生徒が主体的に学ぶ」スタイルに変更する。また、教育現場で高い評価を得るGoogleのChromebookを自治体予算で全校導入。再利用端末を併用し、すべての児童生徒が情報端末を利用できる環境を整備する。Chromebookは低価格で、教育機関ではG Suite for EducationやGoogleドライブを無償で利用できる特長があるという。従来の端末と比べ導入・運用コストの40%軽減を目指す。

 さらに、小金井市はプログラミングやAIを活用したロボティクスの授業・学習「先端技術(EdTech)活用モデル」にも取り組む。

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