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やたらとつながるUSB電圧・電流チェッカーがステキ:Xperia周辺機器

2018年03月25日 10時00分更新

 前回、モバイルバッテリーやACアダプターからXperiaを充電する際に使えるUSB電圧&電流チェッカー「OWL-UPC01」をご紹介しましたが、なぜか数値をチェックすることにハマって物色していたところ、COOWOO取り扱いの変わったカタチのUSB Type-C端子搭載USB電圧・電流チェッカーを発見しました。

 そもそも、USB電圧・電流チェッカーは「Xperiaできちんと充電できてるかな?」と思った際に電圧や電流を可視化してチェックできれば良いもの。そんなに必死になって調べなくても良いのでは、と思いつつ、この十字型を見ていると「いろいろデキそう」感が高まり、思わず購入してしまいました。

 本体サイズは62mm×68mm×11mm、重量も軽くアダプターが付属しています。仕様は許容入力電流が0.00A~5.1A、許容入力電圧が3.3V~30Vと広いので、大半のデジタルガジェットを測定できます。

 インターフェースを見ると、USB Type-Aのオス(入力)とメス(出力)、USB Type-Cのオス(入力)とメス(出力)が十字型の先端にあります。そして、凹部の1ヵ所にmicroUSB端子があります。ものすごくいろいろとやってくれそうな感がたっぷりですが、一応やってみると、できることとできないことはしっかりと分かれています。

 測定時には、中央に大きく数値がデジタル表示されます。表示パターンは全部で5つあり、電圧、電流だけでなく、電力、積算電流量、積算電力量、接続時間といった値をリアルタイムに表示してチェックできます。また、電圧や電流が設定した値から変化するとアラームを鳴らすといった使い方もできます。文字は発光しているので暗い場所でもしっかり視認できるのは良いのですが、視野角が狭いので正面から確認する必要があります。

 測定値をどういったシチュエーションで使えるのかを試してみました。まずは定番に、モバイルバッテリーのUSB端子に、チェッカーから出るUSB Type-Aのオス(入力)を接続。USB Type-Aのメス(出力)に、USBケーブル(USB Type-A-USB Type-C)を接続してXperiaにつなぐと充電が開始され、しっかりと電圧や電流などを計測できています。

 本製品はやたらと接続できてしまうのも特徴で、USB Type-Cのメス(出力)から、USBケーブル(USB Type-C-USB Type-C)を接続してXperiaに、というパターンもいけます。逆に、モバイルバッテリーのUSB端子にUSBケーブル(USB Type-A-USB Type-C)を接続して、チェッカーのUSB Type-Cのメス(出力)に接続してみると、チェッカーのUSB Type-Cのオス(入力)にXperiaを接続した際に充電はできていました。

 すでにややこしくなっていますが、手持ちのケーブルによってルートが見つけやすい、というのがメリットのようです。

 凹部にあるmicroUSB端子は、別途microUSBケーブルを用意することで利用できます。例えば、PCにチェッカーを接続する場合、直接接続すると反対側に向いてしまう、もしくは背面にありチェッカーのディスプレーを確認できないといった場合には、ケーブルを手前まで延長して確認することが可能です。

 そして、妙に気になる小さなアダプター。USB Type-A端子のオス(入力)とメス(出力)どちらのスキマに挿すと、microUSB端子にできます。さらに凹部にあるmicroUSB端子に挿し込むと、USB Type-A端子化できます。

 このアダプターがあると、microUSB端子で充電することの多いモバイルバッテリーでも、ケーブルレスでチェッカーをACアダプターとの間に接続して電圧・電流を測定できます。ただし、この接続方法の難点は、接続部に負荷がかかってしまうこともあり床置きの安定している状態でしか使えません。そもそも、ACアダプターを挿すコンセントが都合よく床置きできるとは限らず、見た目以上に実際の利用シーンは限られるような気がします。これなら、素直にmicroUSBケーブルを使ったほうが良いかもしれませんね。

 一応、microUSB端子アダプターを経由すると、OTGとしての役割も果たしてくれるようなので試してみました。チェッカーのUSB Type-A端子のオスにOTGアダプターコネクターを挿し込みmicroUSB端子化した状態で、microUSB端子を搭載するXperia(Xperia X PerformanceやXperia Z4 tabletなど)に接続してみました。すると、チェッカーのUSB Type-A端子のメスにUSBメモリーを接続してデータを転送したり、マウスやキーボードを接続したりといった使い方もできそうでした。

 急速充電のQuick Charge 2.0/3.0にも対応しているので、Xperiaシリーズのスマホやタブレットを含めて、ついつい買い足してしまい増え続けるさまざまなデジタルガジェットの測定ができそう。最近は、USBケーブルの種類や規格、Quick Chargeへの対応など、実際の見た目だけではわからないことだらけです。USBケーブルやデジタル機器は長く使っていると劣化していたり、通電できていない場合もあります。どこが悪いかを切り分けるためにも、チェッカーはひとつあると便利ですよ!

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