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串カツ田中の家族連れウェルカムがスゴイ

あえて子どもに来てもらう 今どき居酒屋戦略

2018年03月08日 18時00分更新

縁日のような雰囲気を演出

――なんで串カツ田中だとファミレスとはまた違う「楽しそう」なイメージなのでしょうね。

折本課長「串カツ田中は本場大阪の雰囲気を再現していますが、縁日のような感覚なのだと思います。大人向けですが『チンチロリンハイボール』というメニューでは、サイコロを振っていただいて当たったらハイボールが無料になりますし、未成年の方のドリンクが無料になる『お子様じゃんけん』というメニューもあります」

名物「チンチロリンハイボール」は、サイコロを2つ振って、ゾロ目だったらハイボール無料、偶数だったらハイボールが半額、奇数だったらハイボールのメガジョッキが提供されるというサービス。チンチロリンと言いますが理屈上損はしません。

――チンチロリンハイボール、よくやっています。確かに、縁日の出し物みたい!

折本課長「チンチロリンハイボールをというメニューを提供しているお店は他にもありますが、当たった時にハンドベルを鳴らすというのは、おそらく串カツ田中が初めてです」

――当たった時にハンドベルを鳴らしてもらうとテンションが上がります。他のお客さんにも注目されてちょっと気恥ずかしくもありますが(笑)。店員さんも楽しそうにハンドベルを鳴らしてくださいますよね。串カツ田中の店員さんって、みなさん親しみやすいフレンドリーさがあります。

チンチロリンハイボールでゾロ目を出して当たると「リン、リン!」とハンドベルを鳴らしてくれます。折本課長もハンドベルを持つと自然と笑顔に。

折本課長「スタッフの接客はもちろん教育をしていますが、もともと接客が好きな方が集まって来ているようです。どの業界でも人手不足と言われていますが、串カツ田中のバイトの募集はわりと人気なようで。子どものころに家族で来た人が串カツ田中で働きたい、という気持ちをもつケースがあるようですね」

――家族連れを大切にすることのメリットがそんなところにも。ところで、話が戻るのですが、お子さんにソフトクリームをサプライズでサービスしていると言っていましたが、サイトなどでサービス内容をうたってないということですよね。せっかく良いサービスなのに宣伝しないのはもったいなくないですか?

折本課長「そういう考え方もありますが、私たちが大切にしているのは来てもらった方への満足度。サプライズでサービスがあったほうが喜びがありますし、また来たいという再来店へつながります」

――宣伝よりも、店舗のサービス重視。お客さんにとってありがたいですね。最後に、ちょっと聞きたいのですが……。私は先日、チンチロリンハイボールを3回やって、3回とも奇数でメガジョッキのハイボールが出てしまいました。ゾロ目が当たるコツってないですか?

折本課長「コツがあったらズルになってしまうじゃないですか(笑)。たくさんチャレンジして、ゾロ目を出してください。どうぞまたお越しください!」


 インタビューは以上です。

 串カツ田中はここ数年メキメキ店舗を増やしている元気のいいチェーンだなと思っていましたが、お子さんもファンに取り込むという先のことも見据えた戦略を立てていたなんて! やるなぁ、と感心。

 フードの話をしますと、串カツ田中のたこ焼き、おだしの味がしてソースをつけなくてもおいしいです。家族連れでなくても、6人以上で来店すると無料で20個セットを提供してもらえます。お酒が進みますよ。ヒパヒパ!

 たこ焼き体験記事はコチラ。→「知らなきゃ損! 串カツ田中でたこ焼きを無料で食べる裏ワザ」

たこ焼きの話題が多くなりましたが、串カツ田中のメインは「串カツ」。3月1日から季節の串カツをやっています。写真は、左から「ふきのとう」(216円)、「ワカサギ(子持ち)」(129円)、「豆腐」(108円)。※店舗によって扱いがない場合もあります。

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訂正とお詫び:一部修正しました(3月12日)

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