アルカテルはMWC 2018でスマートフォン新製品7機種を発表しました。過去の製品とはモデル名を完全に変え、アルカテルのスマートフォンは2018年から新展開が行なわれます。今回の新製品はその第1弾ということで、一気に多数のモデルが登場したというわけです。
アルカテルのスマートフォンはこれまで上位モデルの「idol」、ミッドレンジの「Pixi」、エントリーの「Pop」など複数のシリーズ展開が行なわれ、それらの中で上位機種から下位機種まで複数のモデルがラインアップされていました。しかし、MWC 2018で登場したモデルは「5」「3」「1」という、数字による3つのシリーズに整理され、それぞれの中で製品展開が行なわれます。
最上位モデルの「Alcatel 5」シリーズ
Alcatel 5シリーズは今回発表された製品の中で最上位に位置します。製品は「Alcatel 5」の1モデル。SoCはオクタコアのMT6750、メモリー3GB、ストレージ32GB、ディスプレーは5.7型(720×1440ドット)でアスペクト比は18:9となります。カメラはメインが1200万画素、フロントには1300万画素と500万画素の2つを備え、ボケのあるセルフィー撮影が可能なほか、顔認証も搭載しています。価格は229ユーロ(約2万9700円)の予定とのこと。
中核モデルの「Alcatel 3」シリーズ
Alcatel 3シリーズは従来のPixiシリーズとIdolシリーズの一部を引き継ぐ中核モデル。今回発表されたのは「Alcatel 3v」「Alcatel 3x」「Alcatel 3c」「Alcatel 3」の4製品。価格はすべて200ユーロ以下。3vが188ユーロ(約2万4400円)、3xが177ユーロ(約2万3000円)、3が149ユーロ(約1万9400円)の予定です。
Alcatel 3vとAlcatel 3xは兄弟モデル。端末デザインはほぼ同等で、サイズが異なります。Alcatel 3vは6型(1080×2160ドット)ディスプレー、SoCがクアッドコアのMT8735A、メモリー2GB、ストレージ16GB、カメラは1200万画素+200万画素、フロントは500万画素となります。
Alcatel 3xは5.7型(720×1440ドット)ディスプレー、SoCはクアッドコアのMT6739、メモリー3GB+ストレージ32GBまたはメモリー2GB+ストレージ16GBの構成。カメラは1300万画素+500万画素で、フロントカメラは500万画素。なお3v、3xどちらもフロントカメラ側にもLEDライトを備えます。
Alcatel 3cは、3vのスペックと価格を抑えた大画面モデル。6型(720×1440ドット)ディスプレー、SoCはクアッドコアのMT8321、メモリー1GB、ストレージ16GB、カメラは800万画素でフロントは500万画素。そしてAlcatel 3はディスプレーサイズを小型化しながらも高画質カメラを搭載。5.5型(720×1440ドット)ディスプレー、SoCはクアッドコアのMT6739、メモリー2GB、ストレージ16GB、カメラは1300万画素+フロント500万画素となります。
Android Goもラインに加わる「Alcatel 1」シリーズ
Alcatel 1シリーズは100ユーロ以下の低価格ラインで、旧Pixi、Popの下のモデルの後継となります。Android Goの採用や、3Gのみモデル(3c)など、新興国をターゲットにした製品となっています。価格は1xが99ユーロ。
Alcatel 1xはOSがAndroid Go、5.3型(480×960ドット)ディスプレー、SoCはクアッドコアのMT6580、メモリー1GBまたは2GB+ストレージ16GB、Alcatel 1cは今回の新製品の中で唯一の3Gモデル。5.3型(480×960ドット)ディスプレーを搭載。この2つのモデルは新興国向けということもあってか、ブースではスペックよりも価格やAndroid Goの説明が多くされていました。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります