Y!mobileが11月30日に発表したAndroid OneスマホはHTC製端末「Android One X2」を含むAndroid Oneスマホ4機種とAndroidタブレット2機種、ケータイ1機種の全7機種。
発表会にはソフトバンク株式会社Y!mobile事業推進本部 執行役員本部長の寺尾洋幸氏が登壇。寺田氏は「2014年にはスマホを持っていないユーザーは5割だったが、現在では8人にひとりが格安スマホユーザー」と格安スマホの現状を語り、同ブランドのサービス内容を解説した。
Y!mobileは約4000店舗の取扱店と約1000店舗のワイモバイルショップを全国に展開する店舗数の多さが特徴だが、Googleのさまざまなサービスに関する幅広い知識をもつAndroidアンバサダーを、年度末までに現在の全国約350名から600名に増員。サポート体制の拡充を図る。
続いて冬春モデルのAndroid One4機種を紹介。HTC製の「Android One X2」は本体の下部側面にセンサーを搭載し、端末を握るだけで写真撮影や設定済みアプリの起動操作が行なえる「Edge Sense」を搭載。おサイフケータイに対応するミドルレンジスマホで12月7日発売予定。
京セラ製の「Android One X3」は防水防塵耐衝撃のタフネス性能をもち、割れにくい高強度ディスプレー「ハイブリッドシールド」を搭載。こちらもミドルレンジスマホで、指紋認証に加えておサイフケータイとワンセグ視聴に対応する。2018年2月下旬以降発売予定。
シャープ製の「Android One S3」と京セラ製の「Android One S4」の2機種は、おサイフケータイ非対応のエントリーモデルとしてラインアップ。
続いて登壇したのはGoogle LLC Androidパートナー プログラム ディレクターのジョン・ゴールド氏。ゴールド氏は「2017年はAndoid Oneにとって非常に重要な年になった。刷新したロゴの色はGoogleのロゴの色と同じ」と語り、GoogleがAndroid Oneにかける期待の高さを示した。
続けてゴールド氏は「GoogleとY!mobileとの協業パートナーシップは7年に及ぶ。HTC、京セラ、シャープのすばらしい端末と我々のソフトウェア、Y!mobileの回線とサポートによって最高レベルのスマートフォン体験を提供する」とコメントした。
再度登壇した寺尾氏は、レノボの10.1型タブレット「Lenovo TAB4」とファーウェイ製タブレット「MediaPad M3 Lite s」、京セラ製ケータイ「DIGNO ケータイ2」を紹介。
さらに寺田氏は「スマホデビューを応援したい」をコメント。ティーン雑誌nicolaとのコラボも発表し、加えて18歳以下のユーザーを対象とする学割サービス「タダ割」の12月からの提供も発表した。
タダ割は加入月から3月末まで月額基本使用料が0円、さらに次回機種変更までずっと無料で各スマホプランのデータ容量上限が2倍となる。月額基本使用料0円は3月末までとなっており、早く加入するほどお得になる計算だ。寺田氏は月額基本使用料を0円とする割引に関して「お子さんが0円で使える間に、親とのスマホの使い方に関する約束を守れるか、スマホをしっかり使えるかなどを確かめてもらえる」と、その意義を語った。
寺田氏は今回の端末ラインアップの拡充や学割の提供、フィルタリングアプリのプリインストール、ティーン雑誌とのコラボなどの施策に関して「(月額料金の)安さだけでは必ず終わりがくる」と語り、サービスやサポートなどでライバルと差別化していく考えを示した。
会場にはテレビCMに出演する桐谷美玲さんと斎藤工さん、にゃんこスターのスーパー3助さんとアンゴラ村長さん、ネコの「ふてニャン」も登壇し、発表会に華を添えた。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります