セットアップはOS標準で用意されており、カンタン
Windows Mixed Realityヘッドセットのセットアップは、OSが標準機能としてサポートしているだけに容易だ。Dell Visorから伸びるUSBケーブルとHDMIケーブルを接続するだけでセットアッププログラムが起動する。セットアッププログラムをインストールする手間はかからない。
また外部にセンサーを設置するアウトサイドイン方式ではなく、ふたつのRGBカメラによって外界を捉えるインサイドアウト方式を採用しているため、センサーを外部に設置する必要がない。VRをプレイするエリア(境界)の設定はヘッドセットを持って部屋の外周を回るだけでオーケーだ。部屋さえ片付いていれば、すべてのセットアップは10~15分程度で完了する。
セットアップがすべて完了すると、「Mixed Realityポータル」が起動する。以降はヘッドセットを装着し、VR空間の中で操作を行なう。Mixed Realityポータルは豪奢な別荘のようなVR空間で、壁にはさまざまなアプリケーションが貼り付けられている。ユーザーはモーションコントローラーのサムスティックを倒して移動先を選択する「テレポート」という方法で自由に移動が可能で、またWindowsボタンからスタートメニューを表示し、さまざまなアプリケーションをVR空間の任意の場所に表示可能だ。
「Dell Visor」は、VRデバイス入門機として強くオススメ
Windows Mixed Realityヘッドセットのコンテンツはまだまだ少ない。しかし今後、PC向け最大のゲームプラットフォームの「Steam VR」がWindows Mixed Realityヘッドセットに対応する予定だ。そのタイミングで一気に利用できるVRコンテンツが増加する。
価格とセットアップの容易さが魅力のWindows Mixed Realityヘッドセットの中でも、特に安価に入手できる「Dell Visor」。VRデバイス入門機として強くオススメできる1台だ。
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