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「Galaxy Note8」でどこでも仕事ができる環境をつくる

「デジタルペンは赤入れの革命児」 津田大介氏が語るデジタル仕事術

 「時間がない」と嘆くビジネスマンは多い。だが、「仕事をする」のではなく「仕事に追われる」毎日が続いていないだろうか。近年のトレンドである「働き方改革」の波に乗りワークライフバランスを充実させるには、日々の業務の効率化は必須だが、どこから手をつければ良いかわからない人もいるだろう。

 そんな働き方からおさらばするヒントを探していく。超多忙な毎日を過ごすジャーナリストの津田大介氏に、デジタル機器を活用した時短のワザや効率化を進める上で心がけているポイントを聞いた!

津田大介

 テレビやラジオ、雑誌への出演も多いジャーナリスト・メディアアクティビスト。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践しており、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を展開している。

さまざまな仕事が舞い込み
ルーチン化が難しい

 「最近、Galaxy Note8が気になっていた」と語る津田氏は、ジャーナリストとしての活動以外にも大学の講義やイベントの講演、メディア対応など、多忙な毎日を過ごしている。インタビュー当日は朝の7時から大学の講義で使う資料を作成し、午前中に2コマの授業をこなし、午後も取材のコメント取りを2件こなした後で我々の取材を受けた。さらにこの後にはラジオの出演や電話取材も控えている。目まぐるしい1日を送っている津田氏だが、どのように時間を捻出しているのだろうか。

ジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介氏

津田大介氏「やはりスキマ時間をいかに活用するかだと思います。僕も突発的に仕事をしなくてはいけない状況になったときに備えて、会社と同じような環境で仕事ができるように準備しています」

クラウドファンディングで手に入れた愛用のバッグにはデジタルグッズが満載

 移動が多く、外出先や出張先でもフルに働ける環境が必要だ。津田氏に普段持ち歩いているバッグの中身を見せてもらうと、ノートパソコンをはじめ、スマホ2台にデジタルカメラ、タブレットや周辺機器など、さまざまなデジタルグッズが出てきた。他にも仕事の関係者から受け取った資料や著書が満載のカバンは重量感がある。

津田大介氏「実際の重量より軽く感じるカバンを使っていますが、それでも重くて肩もこりますよ」

 ここまで荷物が増えてしまうのは、どんな状況にも備えられるようにするため。事務所・大学・そして自宅など複数の拠点を行き来して、外出中にもスピーディーな対応を求められることがある。紙の資料が依然として多いのも悩みの種だ。自分で作成することはほぼないが、先方から渡されて困ることも多いのだという。

 働く場所や作業の種類を時間で区切りレギュラー化できればもっと効率化できるかもしれないが、仕事の性質上、決まったことを決まった時間にこなすのは難しい。スキマ時間の使い方は、原稿チェックや溜まったメールの返信、インタビュー対象者の著書を読むことなど多岐に渡る。さまざまな依頼が昼夜を問わず舞い込むため、時間や場所を問わずに仕事ができるようにする必要があるという。

 場所や時間を問わない仕事環境の構築に役立つのは「Galaxy Note8」が対応する周辺機器「Dex Station」だ。移動中などには「Galaxy Note8」のマルチウインドウ表示やペン入力で作業をこなし、出先のホテルや会議室で「DeX Station」の外部出力とBluetoothマウスやキーボードを活用すれば、大画面のマルチウインドウ環境で効率的に仕事を処理できる。

 次から次へとスタックする作業を上から順に処理していく自身の仕事ぶりは、Twitterのタイムラインで目にした情報にリアルタイムで反応する様子に似ている。「Twitter的なワークスタイル」だと、SNSを使いこなす津田氏らしい表現で説明してくれた。

使いやすいペンの導入が
仕事に革命をもたらした?

 編集者から送られてきた連載や講演の原稿には、タブレットにデジタルペンで直接修正指示を書き込んでいる。「在来線ではノートPCを広げるわけにもいかないので、立ったままペン操作ができると重宝します」と津田氏は語る。

 津田氏がタブレットを使い始めたのは、旧知の編集者のツイッターを見たことがきっかけだ。その編集者がツイッターに「タブレットは赤入れの革命児」と革新性を語っていたのを見て購入を決めた。原稿のチェック作業には、修正指示を手書きしていく「赤入れ」がつきもの。そして単行本ともなると、紙の校正ゲラは荷物になり重量もかさむ。津田氏は、校正の電子化とデジタルペンでの赤入れという環境に驚きを感じたという。

 その後、自身の番組にゲストで来た人気作家が大量の校正ゲラをカバンに入れて持ち運んでいるのを見て、デジタルペンでの赤入れの利点を大いにプレゼンしたそうだ。その作家は津田氏の熱弁を受けて「今日、帰り際に買って帰ります」と語ったという。津田氏は「いいことをしたなと思いました」と笑顔で振り返った。

 少々話はそれるが、実用性以外の理由でもタブレットを持ち運ぶ理由があるそうだ。

津田大介氏「以前、地上波の生放送に出演していたとき、手元でノートPCを開いて関連資料を見ながら話していたら『真面目に聞いていない』というクレームがありました。適切なコメントをするべくその場で追加情報などを調べているだけなんですが、ノートPCの存在感が大きいのでそう見えるんでしょうね。それもあって今は視聴者からは見えにくいタブレットを手元に置くようにしたところ、そういった批判はピタッと止みました(笑)」

 津田氏は情報を確認するデバイスとして集中力をとられるPCではなく、テーブルに置いても自然な目線で確認でき、見た目にも違和感を与えないデバイスが必要だということに気づいたそうだ。

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