浅草に「ホッピー通り」と言われるエリアがあることをご存知でしょうか? 浅草公会堂と花やしきの中間あたりにある大衆酒場が軒を並べる通りで、平日でも昼から飲んでいる人で活気づいています。近くを通ればパッと見で「ここがホッピー通り~~! 乗り込め~! 酒だ~!!」とわかるはずでしょう。
浅草という場所がら、外国人観光客が多いですし、最近だと女性の利用客も多いです。私も休日にたまに昼から飲んでいることがあります。何を言いたいかというと、めちゃくちゃ盛り上がっているエリアだということ。
さて、そんなホッピー通りに新しく「鉄板焼」「天ぷら」「もつ焼」が楽しめる飲み屋横丁が登場しました。運営は、「築地銀だこ」を展開するホットランド。名物はそこでしか食べられない「雷たこ焼」。
銀だこが本気度高い飲み屋通りに、横丁を? しかも、たこ焼だけではなく天ぷらやもつ焼も提供するとは意外ではありませんか。酒好き記者が行ってきましたよ!
■浅草の銀だこ酒飲み横丁に行ってきた
ホットランドが運営する「浅草 三ちゃん横丁」は10月11日にオープンしました。「下町鉄板焼 銀ちゃん」「天ぷら屋台 みっちゃん」「もつ焼 昭和のもっちゃん」、「BAR 路地裏」の4ブースを揃えています。横丁内では、いずれのお店のフード、ドリンクも囲いなく注文できる仕組みになっています。
なにはともあれ酒を飲みたくて喉がひりついてきたワタシ。さっそくドリンクメニューを見たところ……。
おっとびっくり。グランドメニューにはホッピーがありません。
……と、思ったら、グランドメニューに書かれていませんでしたが、ちゃんとホッピーも用意されていました。さすがホッピー横丁!
「生ビール(ザ・プレミアム・モルツ)」(550円)、「角ハイボール」(400円)、「酎ハイ」(400円~)、「カクテル」(480円~)と一般的なアルコールに加え、ホッピーもあります。大衆酒場の感覚でバラエティー豊かなお酒を飲めます。
お酒で注目すべきは、日本酒。全国の日本酒のワンカップを集めようという趣旨で、ご当地ワンカップを揃えています。
「高清水 本醸造(秋田県)」(400円)、「土佐鶴 酔って候 純米(高知県)」(450円)など通じに好まれる本格的な銘柄から、パンダが描かれた「御代桜 パンダ(岐阜県)」(450円)、鹿がかわいい「上撰 秋鹿 バンビ(大阪)」(600円)なども置いています。
観光客が多い場所柄、パンダが描かれたワンカップは売れるだろうなぁ……。
■「雷たこ焼」の味は?
おつまみに限定の銀だこを真っ先に頼んでみました。たこ焼を焼いてくれるのは、下町鉄板焼 銀ちゃんのブースです。
「雷たこ焼」(4個入り420円)は、揚げ玉、唐辛子、ネギを加えてうま辛に仕上げた大人の味のたこ焼ということ。
あっちゃっちゃちゃ!
熱いし、辛いし、汗が出てきました。これが雷門の味とは! 風神雷神にケンカ売った気分で一瞬後悔しましたが、辛いけど、クセになる。ほふほふしながらもうひとつと次のを食べたくなっちゃう。何より、お酒がぐいっぐいっ進んじゃうのがヤバイ。
まさに、おつまみ向けの大人のたこ焼でした。値段は4個でこの値段なので、少し高い気がしますが、ここでしか食べられないのでオススメ。定番の「たこ焼」(4個入り290円)もありますよ。
■天ぷら串は注目度高い!
私がいちばん気になっていたのは、天ぷら屋台 みっちゃん。銀だこが手がける天ぷらとはどんなものでしょうか? 粉ものが得意な銀だこだけに期待ができそうです。
天ぷらというと高級なお店という印象もありますが、江戸時代には庶民が行く大衆的なお店として天ぷら屋台があったと聞きます。みっちゃんでは、気軽に天ぷらを楽しんでもらうため、串揚げにしているのが特徴。単品価格は1本150円~。
私は、「絶品天ぷら串盛合せ 八品盛り」(1480円)を註文しました。海老、チーズトマト、ベーコンチーズ、などの盛り合わせです。
天つゆで食べるのではなく、素材ごとに違う塩を使ったり、ソースを使用したりして、創作天ぷらという感じでした。
食べてみたところ、衣がサクッ、身も厚くて満足できました。衣が厚くてもたれるという感じがないのが私好み。チーズトマトなど野菜がおいしく食べられたのもうれしいです。天ぷらというとジャンクな印象もありましたが、野菜の天串だったらヘルシーですね。
■煮込みもおいしい~!
もつ焼 昭和のもっちゃんでは、「究極のもつ煮込み」(450円)を提供しています。
新鮮なもつ使用し、くさみなく仕上げているということ。食べてみたところ、もつの身がふっくらしていて、上品な味わいでした。素材がよいことがわかります。
豚の「レバー串」(200円)、「かしら串」(200円)、「もつ串」(220円)もいただきました。ビールが進みますね!
とりあえずのおつまみとして「たこぶつ」(500円)もありましたよ。銀だこクのオリティで素材を厳選しているとのこと。たこ焼に使うたこより鮮度がよいということ。ぷりぷりでした。
■かわいいドリンクもあるので女子を誘うのもアリ
女子にはオシャレなジョッキのカクテルも人気が出そうです。オリジナルカクテル「ストロベリーレモネード」「ブルーベリーヨーグルトサワー」「マンゴーピーチサワー」は各600円。
たこ焼き、天ぷら、もつ焼き、いずれも水準が高く、とてもおいしくのんべろできましたよ。特に、天ぷらを串で気軽に食べられるお店は都内に多くはないので、重宝できそうです。ビールがプレモルなので大衆飲み屋エリアにいながらもリッチな感覚。ビール1杯550円なので、けして安いわけではないですが、お通しがないので2、3杯飲む程度だったら高くなるわけではありません。
銀だこはこの後、横丁を多店舗展開したり飲み屋でも本気を出していくのでしょうか?
お店の人に尋ねてみたところ。今回、ホッピー通りに横丁を出店した理由は、銀だこの発祥の地である群馬県みどり市(旧新田郡笠懸町)と東武伊勢崎線で繋がるため、もとから浅草との繋がりが深く、浅草を盛り上げたい意図もありチャレンジしたということでした。
同様の横丁を展開していくかどうかは検討中とのこと。
銀だこが発祥地の由縁で浅草と繋がりがあったというのは「へえ~」でした。何はともあれ、銀だこやおいしい揚げ物をつまみに酒を飲めるってよいものです!
「浅草 三ちゃん横丁」
・住所:東京都台東区浅草2-4-12
・営業時間:11時~23時(ラストオーダー22時30分)、年中無休
※記事内の価格表記はすべて税抜額です。
訂正とお詫び:初出時、メニューの記載に一部誤りがありました。訂正いたします。(10月17日)
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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