ASUSのLED制御機能『Aura Sync』などを利用する場合、たいていはパーツ1個につきマザーボード上の4ピン RGB端子が1つ必要になる。グラボや一部のメモリーなどはその限りではないものの、本格的なライトアップPCを組み上げる場合、これまでは4ピン RGB端子の分岐ケーブルを用意したり、Aura Sync対応のコントロールボックスであるSilverStone『LSB01』などを導入する必要があった。
そんな中、つい先日国内で販売開始となったのが、俺たちのアイネックス(akasa)の増設・制御カード『AK-RLD-02』だ。いわゆる拡張カードタイプであり、余っているPCIeレーンを使用できるため、配線も考えやすく、またスペースの計算もしやすいと、本格ライトアップPCを組みたいユーザーにとっては福音のような存在である。またAura Sync非対応環境であっても、『AK-RLD-02』単体で発光制御が可能であるのもポイント。さっそくチェックしていこう。
単体でもLED制御が使えてしまう
『AK-RLD-02』はPCIeスロットを使用するものの、マザーボードに挿しこむための端子類があるわけではないので、取り付け自体は固定するだけ。本体には増設用のRGB 4ピン端子×4のほか、マザーボード接続用のRGB 4ピン端子、SATA電源接続用のコネクターがある。サイズ的には小型であり、PCケースにマウントしてもそれほど目立たないし、そもそもPCIeスロットにマウントしなくても使えてしまうため、見えないところに押し込めておくといった使い方も可能だ。
取り付けの際の注意点らしいものはないのだが、本体電源ソケットがやや動きやすいため、ケーブルを接続する際には、しっかりと電源ソケットを押さえておくと、下記写真のような悲しい状況にならずに済む。
単体で使える機能に関しては、背面にLED制御に関するスイッチとボタンがあることに注目したい。スイッチには『MB』『MANUAL』のプリントがあり、『MB』を選択している状態は、マザーボード側からのLED制御に従い、『MANUAL』ではスイッチを押すごとにあらかじめ登録された発光パターンが実行される仕組みだ。マニュアル発光パターンは7種類+消灯になっており、接続製品によっては7種類の発光パターンの一部のみになるケースもあるそうだ。発光パターンは、青/赤/緑/白の単色点灯、青/赤/緑/白の順に点灯、赤/黄/黄緑/緑/青/白/紫の順に点灯、赤/黄/黄緑/緑/青/白/紫の順に明滅。消灯させたい場合は、ボタンを3秒以上長押しする。
小型PCでも使いやすい? とりあえず光らせたい人もチェック
実売価格は2000円前後で、SATA電源さえ確保できれば、端子の増設がラクになるのはありがたい。さらに、本体自体が7種類の発光パターンを持つため、Aura Sync非対応環境でもライトアップが容易であるのも魅力といえる。小型PCのライトアップを考えているユーザーにとっては注目の一品ではないだろうか。Aura Sync環境での4ピン増設目的はもちろん、独立して点灯させることもできるため、活用できるシーンは多いだろう。ライトアップ志向な自作erなら、とりあえずひとつ買っておきたい製品だ。
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